新しい商品を開発し、新しい流通を作ることを目的として、ハンディネットワーク インターナショナル(HNI)は1991年4月にスタート。
「会社は小さく、ネットワークはでかく」という企業理念で、巨象たち、つまり大企業を福祉というマーケットに呼び込む。それは会社を発展させるためにも、超高齢化する日本のためにも大事だと考えていた。そして私たちは巨象の鼻先に乗って小さな堤灯の役目を果たし、堤灯の明かりで前を照らすことによって、巨象たちが安全にそのマーケットを歩いていけるようにコンサルティングしていく。
巨象たちが歩いた後には、必ず大きな道ができる。その道は絶対に日本のためになる。そんな目標を掲げ、社員数若干4名の零細企業から歩み始めた…。
情熱が強すぎるためにビジネス感覚を失っている人を見かける。福祉ビジネスにおいて特に起こりがちなのだが、人の役に立つとか、喜ばれるとか、高邁な理念とかいう言葉に惑わされ、ビジネスの根本である利益を上げることを忘れることがよくある。ときには「やってあげたい」という気持ちを抑えて、仕事を動かさないドライさも必要。
社会正義があるからといって、私たちは決して利益を度外視して事業を進めることはありません。それは商品や高齢者住宅の開発においても同じ。だから、HNIでは企画開発をおこなう際、3つの条件を満たしているかどうかをまずは精査することにしている。
迎合しない、自己選択と自己責任の時代に、前向きに爽やかに最期の一瞬まで燃やし尽くせる暮らしの価値を提供する。これこそが、春山 満のライフワークであり、ハンディネットワーク インターナショナル(HNI)のフィロソフィー。