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春山 満の僕の元気 〜春山 満 コラム集〜

子供たちへ

メッセージ10(後編)
更新日:2008.11.24
「体の健康と、心の健康の意味」(後編)

「怒気(どき)にあたる」という表現がある。
怒りをもって憎しみに満ちた人に接すると、
気が滅入ったり体調までおかしくなることをいう。

一方で「和気藹々(わきあいあい)」という表現がある。
和やかな人と人の人情に包まれた時、
とても穏やかで幸せに満ちてくることをいう。
この「怒気」と「和気」の存在を、
かつてアメリカの科学者は次のような方法で実証した。
憎悪に満ちた殺人犯の呼気を実験機に取り出し、
そして幸せに満ちた穏やかな人の呼気を実験機に取り出し、
同じ実験機で絶対零度近くまで冷却。
するとこの気体は薄い靄(もや)のような状態になった。
ただし「怒気」は薄い灰褐色、「和気」は薄いローズ色。
そしてこの灰褐色の靄状の「怒気」をモルモットにかがせた瞬間に、
モルモットは即死したというのだ。

「怒気」ってあるんだよ。
人を幸せにする「和気」って本当にあるんだよ。
人を羨んで身を嘆いて評論ばかりして、
自分だけが被害者と思って過ごす人生はつまらない。

僕は色々なものを失ったからこそ、こう思う。

ささやかでも爽やかに一生懸命生きるところに、「和気」は生まれる。

(次回につづく)







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