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春山 満の僕の元気 〜春山 満 コラム集〜

子供たちへ

メッセージ12(前編)
更新日:2009.3.4
「人生って、生きるって、何だろう?」(前編)

僕の連載コラムは今回で最終回となる。
一年間に百回を超える講演や、これまでに11冊の本も出してきた僕だが、
この「子ども達へのメッセージ」というテーマは難しかった。
大人たちへのメッセージやビジネスでのメッセージは得意なほうだが、
この連載は今までのどの講演よりもどの執筆よりもたいへんだった。

なぜなら、僕に子ども達へのメッセージを伝える資格があるのか、伝えるものがあるのか、
という疑問がちうも頭の中を占拠していたからだ。

やんちゃ坊主で勝ち気であった少年の僕はいつも母親を心配させていた。
6つの頃、近所のうどん屋さんの自転車を黙って持ち出して、坂道で転げてブロックに頭をぶつけ
7針も縫う怪我をした。
ぶつけた瞬間以後の記憶は飛び「お母さん、これ頭蓋骨ですよ。もう少しで命まで危なかった…」
と見知らぬお医者さんの声に気づいた時、しっかりと僕を抱きしめる母の腕の中だった。
キョトンとして目を覚ました僕を「よかった、よかった」と泣きながら抱きしめていた母の温もりを
今も覚えている。

(次回に続く 次回最終回)







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