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春山 満の僕の元気 〜春山 満 コラム集〜

新しい家族へ

第4話
更新日:2007.8.1
第4話「“常識を疑う”からスタート」(後編)

確かに私は、仕事に没頭するようになって病院からは遠ざかっていました。
それには次のような理由があります。

高齢者医療と介護の世界は今でこそ、騒がれ注目されて、
21世紀最大のビジネスチャンスと呼ばれていますが、
お客さんの立場になってみると、ろくなサービスもろくな商品もないんです。
私が病気になってびっくりしたのは、病院に「お客様」がいないことでした。
利用者はみんな「弱い患者」です。不自由な福祉の対象者です。
患者を「お客様」として扱わず、尊大に振る舞う医療関係者の態度に私は、
「彼らの感覚は狂ってる」と思いました。

初めは多くの人々から
「幻の産業だ」「もうからない」などと忠告されながらも、
気が付けば15年間、私は介護に関する
さまざまな商品やサービスやシステムを開発してきました。
よく「どこからアイデアが出るのですか」と聞かれます。
原点は病院の患者になってみて思ったこと、
日常で「常識を疑うところから」スタートした気がします。
4年ぶりに訪れた病院では予想した通り、苦い経験をしましたが・・・・・・。
それは次回お伝えします。

(次回につづく)







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