更新日:2011.4.15
第七十一の天「今、ここにある喜び」
「今、ここにある喜び」
人間には五十兆個の細胞があり、脳細胞を除くそのほとんどの細胞はなんと、七年間ですべて新陳代謝されるそうです。
つまり七年後の自分というものは、細胞ベースで言うと、今とはまったく別の自分に変わってしまうと考えることができます。
五十兆個の細胞の連鎖によって生きている人間とは何でしょう。 生きているのではなく、生かされていると考えたほうが正しいのではないでしょうか。
そう考えると、今、偶然に呼吸している。 偶然に心臓が動いている。
偶然になにげなく歩ける。 今夜眠る、そして明日の目覚め。
この、健康という偶然。 生きることができるという偶然。
これはまさに喜びです。
( 完 )
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