更新日:2014.4.9
しなやかな日本へ 其のニ
■ しなやかさで妙案
これまで経験のない不景気と随所から噴出した社会構造のひずみと変革の中、日本は生き抜く知恵をどこに探ればいいのか。
その答えは、本来私たちが持ち合わせている民族としての「しなやかさ」と「こだわり」にあるのではないのか。
日本のしなやかさを、逆転の発想で活用するにはどうすればよいのだろう。
たとえば、中学・高校・大学とこれだけの長期間英語を学びながら、誰一人ろくに英会話すらできない日本の教育を批判する評論を目にする。しかし評論だけしていては何も始まらない。ここで日本のしなやかさと特性をいかせば、英会話ひとつにしても一発で普及させる妙案も見つかる。
日本の学生たちが英会話をマスターする妙案とは何か。それは東大を筆頭とする有名大学の受験必須項目に英会話を設けることによって、これを全国の大学が模倣する。これと連動して全国の教育ママたちも一斉に動き出すという、しなやかさと従属性を活用した仕掛けだ。
(次回に続く)
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