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春山 満の僕の元気 〜春山 満 コラム集〜

闇に活路あり

第五章其の三


更新日:2008.7.2
いま日本人に必要なもの 其の三

■ 子や孫に何を残すか

われわれはまだ捨てられる物を持っている。だから、必死にしがみつく。自分たちを救うために、問題を先送りし次第に深みにはまってきたことを忘れてはならない。「思い切って礎になる時代があってもよい」。そう発想すれば、いろいろと見えてくるものがあるはずだ。

日本の古い言葉に「怒気」というものがある。一方で「和気あいあい」も知られている。アメリカの研究に、人の怒気を含んだ呼吸は猛毒を含み、逆に穏やかな気持ちの呼吸はマイナスイオンを出すというデータがあった。私は気功者でも唯心論者でもないが「人は志一つで微妙に電気信号を変化させるのではないか」と思う。

日本の医療分野では「限界への挑戦ゲーム」という側面が強すぎる。アメリカでは、こころを支えながら人生をまっとうさせるホスピス(終末医療)の考え方が重要な位置づけにある。中国の「気」もこうした流れを引いている。日本全体が、これまでの生き方を考え直す時期にきている。

(次回につづく)





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