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春山 満の僕の元気 〜春山 満 コラム集〜

闇に活路あり

第一章其のニ


更新日:2007.6.20
恐怖の「弱りたがり病」其の二

■ 太ったブタを狩れ

世の中というのは、いつも得意な時に奈落に落とされる仕掛けが施される。
日本のバブルの崩壊は、バブルが弾けた時に失敗したのではない。
バブルの頂点に向かう途中に全部シナリオはあったと思う。
オイルショックがあって、昭和五十八年から日本が世界で独り勝ちしだした。

そこで、アメリカは巧妙な戦略「太ったブタを狩りとる」という戦略を施した。
日本の教育を解体し、家庭を、母親を解体した。
日本には、強く要求をする女性は増えてきたけど、母はいなくなってきた。

教育というのは、この国の形をつくる一番重要なポイントだが、
家庭でも学校でも生き抜くために必要な教育を施してくれる存在がなくなってしまった。
今の日本は、勉強だけできて、運動場には一度も出たことがない子供のようなものだ。

教室ではマニュアルにのっとって、記憶力で非常に優秀に反応だけはできるが、
運動場に出たら、太陽がまぶしくて、手足が縮こまり、遊び方が分からない。
グローバルスタンダードという運動場に引っ張り出されて、途方にくれている。
トラブルがあった時の対処の仕方が分からないのだ。

事が起こったら後はヘラヘラ笑うしかない。
これがいわゆるグローバルスタンダードというわなにはまったブタなのだ。
すべて、日本がバブルという頂点に向かう時に巧妙に仕掛けられたわなだと確信する。
(次回に続く)





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