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春山 満の僕の元気 〜春山 満 コラム集〜

闇に活路あり

第十章其の一


更新日:2009.6.10
示唆に富むこの女性たち 其の一

先日、ニューアワジリタイアメントビレッジ(NARAV)の予定地に近い淡路島のホテルニューアワジで ジャーナリストの櫻井よしこさんと対談した。

■ 日本一男らしい女

私と櫻井さんは非常に気が合って、姉弟みたいな付き合いをしている。住基ネットの反対運動の
急先ぽうに立ったことで、“反政府的な立場を取る人”と思われがちだが、実際は北朝鮮による
拉致問題で「横田めぐみさんを救う会」の代表的な発起人の一人でもある。

私も櫻井さんとのご縁で早くから賛同人に名前を連ねさせてもらっている。その一方で道路公団の
民営化問題では、民営化推進派の代表であった猪瀬直樹さんの姿勢の変化に「ひょう変した」と
批判し、日本を驚かせた。彼女は、自ら信じることに『是々非々』を貫く人なのだ。

お父さんの仕事の関係でベトナムで生まれ、間もなく大分に引き揚げてこられた。新潟県長岡市で
高校時代を過ごし、渡米してハワイ州立大をを卒業し、米本土でジャーナリストとしてのキャリアを
スタートした。

東京支局勤務後、日本テレビ系列の夜のニュース番組「今日の出来事」のキャスターに起用され、
日本の茶の間でも知られるようになった。その後、当たり前になった女性ニュースキャスターの
先駆けのような人だ。

著書「エイズ犯罪/血友病患者の悲劇」(中央公論新社)でエイズの血液製剤の問題を製薬会社
だけでなく、国と医師側の責任を徹底的に追及して、大宅壮一ノンフィクション賞や菊池寛賞などを
受けている。彼女には、良い意味でしがらみになる根っこがない。本当にインターナショナルで、
日本人が忘れてしまった断固たる態度と鋭い判断力を持っている。
櫻井さんには“日本一男らしい女”という言葉がピッタリ。本人も気に入ってくれている。

(次回に続く)





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