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春山 満の僕の元気 〜春山 満 コラム集〜

闇に活路あり

第三章其のニ


更新日:2007.12.12
淡路島を"日本のフロリダ"に 其の二

■ 自らの魅力に気付け

バブル期に各地で計画されたリゾートや産業団地はみんなダメ。あちこちで廃虚化している。その一方でかつてニュータウンと呼ばれた大規模団地は高齢化している。非常に面白い時代の曲がり角なのだ。

元来、淡路島は「淡路花博の後のキーワードがない」と悩んでいた。さらに明石大橋の完成は鳴門大橋と併せて関西圏から四国へ高速道路で一直線となり、通過エリアになってしまい橋完成の逆効果さえ出始めていた。つまり、淡路島の特性が見えなくなってしまっていた。

しかし、視点を変えると私の住む大阪府箕面市から車で一時間十分で現地に行ける。これは週末なら大阪市の中心部梅田ターミナルに出る時間と変わらない。私のように常に時間距離で考える人間が見ると、淡路島は神戸からわずか三十分で行ける場所だ。

私は淡路島を「日本のフロリダにしよう」と呼び掛けている。瀬戸内で波は穏やか、台風の影響もほとんどない。農業だけでなく酪農や海産物も豊か。おかげで、島内の個人預貯金は全国ナンバー3に入るという。島民の人々は自分たちの住む場所のこの魅力に気付かなかった。

(次回につづく)





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