第1章
春山 満の若き日=激動時代を振り返るというテーマで寄稿させていただくにあたり、株式会社ハンディネットワーク インターナショナル(師匠の会社)に依頼をし、過去に遡り数々の参考資料をご用意頂く事ができた。「自称 春山オタク」の私でも初めて拝見する資料ばかりで、その内容には改めて驚かされた。
まず、私の師匠「春山 満」は不動産業界に飛び込み、弱冠24歳にして億単位のお金を動かしている。まぁこれだけでも随分な衝撃だが、その後28歳の時点では当時で一億円以上の借金が雪だるま式に増えていったという。記事には「28歳の頃、本気で死のうと思いました・・・」と書かれている。24歳で億単位のお金を動かし、26歳で難病(進行性筋ジストロフィー)を医師から宣告をされ、28歳で借金まみれ・・・・とんでもない人生である。億単位の借金を抱えるだけでも大変なのに、身体はどんどん機能を失い師匠の身体の筋肉を蝕んでいったのである。もしもそんな状況に私が身を置いたならば・・・・・いや、とても考えられない。
私の同じころは・・・24歳、ただ夢中に与えられた仕事を必死にこなしていた。そして、26歳、異動の通達を受けいれられず悩んだまま東京へ・・・28歳、結婚・・・。なんとも軽くて恥ずかしい。私の師匠「春山
満」は当時の状況を一体どのように受け止めていたのか?一体どのような心境で数々の逆境と対峙したのか?そして、どのように数々の逆境を越えていったのか?
逆境や困難は人間を成長させるというが、克服してこそ、その証となる。
春山 満の資料を読み進めていくうちに、私には、克服への道標となる重要な3つのキーワードが見えてきた。次回の第2章からは、そのキーワードについてお伝えしたいと思う。
宮内 修 プロフィール
アイシーズ株式会社 代表取締役 1973年3月に父 宮内 義彦(現オリックス株式会社 取締役兼代表執行役員・グループCEO)の次男として生まれる。 |
春山 満 プロフィール
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。現在首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |
ドラ息子企画 編集者 春山 哲朗
編集者 略歴 |
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