第21章「次の自分を追いかけている人、次の変化を楽しみにしている人は魅力的やで〜!」
本当に自分を変える為に新たな自分を目指している人は凄く魅力的である。ただ、あたり前の話ではあるが、この魅力的な人間になる為には『行動』と『強い目標意識』が必要である。
ただこの魅力的な人はどのように成長したのであろうか?
私が考えるには、嫌ほど「行動」と「挫折」とを繰り返した結果、魅力的な人間に近づいていくのではないかと考える。「ああなりたい、こうなりたい、自分はこうなるんだ」と思う事は誰でも経験があるはず。
単純にダイエットがいい例である。「明日から痩せる!!」と勢いよく宣言する。そして、その後すぐ挫折してしまう。ダイエットしようとした人は誰もが経験しているのではないだろうか(笑)。この一連の流れは、自分を変えようとする「行動」という側面と、駄目な自分に戻ってしまうという「挫折」という側面が混合している。私も今までのコラムの中で目標と行動の重要性を記載しているが、全て折れない心で目標を達成したわけではない。
私にとっての師匠はまぎれもなく「春山 満」であり、あの人のようになりたいと毎日思っている。そして、最近は直接会ってないながらも毎週ラジオを聞き、胸ぐらを掴まれている。師匠のようになるには、まだまだ程遠いな・・・と考えさせられる。私のこのような思いも先程述べたダイエットの話とよく似ている。日々「春山 満」のようになる為に自分に厳しく、強い目標意識を持ち仕事をしている「行動」。そして、ラジオを聞きこの師匠と自分との遠い距離を認識し「挫折」してしまいそうな心・・・。人間は毎日ちょっとした出来事や思いの中で「行動」と「挫折」を繰り返すものである。「春山 満」は以前ラジオで「自分の若いころは挫折、挫折、挫折・・・挫折の連続だった」と言っていた。全くその通りであると思う。
「春山 満」も「行動」と「挫折」の繰り返しながら一歩づつ成長をしてきた。これは「春山 満」が特別な境遇にあったからではない。本来私たち人間は「行動」と「挫折」を繰り返し成長するのである。私はこれまで何人かの魅力的で自分の目標になるような人と出会ってきた。そこで共通しているのは挫折しても立ち上がり再度行動に移し、また挫折しながらも行動する。簡単にいうと、自分が納得するまで突き進み、決して諦めずに突き進んでいる人達なのだ。
自分が成長したいと思ったらまず「行動」しかない。なぜなら「行動」すれば「挫折」もついてくる。その経験が多ければ多いほど他人から見て魅力的な人間になるのではないだろうかと私は思う。挫折したり失敗する事に恐れているような人には成功どころか成長すらないだろう。
宮内 修 プロフィール
アイシーズ株式会社 代表取締役 1973年3月に父 宮内 義彦(現オリックス株式会社 取締役兼代表執行役員・グループCEO)の次男として生まれる。 |
春山 満 プロフィール
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。現在首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |
ドラ息子企画 編集者 春山 哲朗
編集者 略歴 |