今回のテーマは2015年を振り返ってである。まあ、私は振り返る余裕もないので、テーマはさらっと流すことにして、ラジオの中で、「介護は究極のサービス」という話があった。
私は否定しないが、解釈を間違ってはいけないと思う。 究極のサービスかどうか、サービスの良し悪しは、お客様が決めることである。
そう考えると、「介護は究極のサービス」なんてありえない。
この発想もこちら側の論理であってお客様がどう思われているかは無視しているような… 。結局、お客様に究極のサービスだと思っていただけるようにすれば、業種は関係ない。では何をもってすればお客様にとって究極のサービスとなるのか? やっぱり笑顔しかないんじゃないかな。
それ以外事細かく言えばいろいろあるのかもしれないが、お客様が暗い顔をしているのに究極のサービスでした…なんて言えるわけがない。 まず笑ってもらう。ここが当たり前で究極なのではないだろうか?だから、どんな手を使っても笑顔になってもらう。それが究極のサービスの追求になるのではないだろうか? 私も介護業界の人間である。3Kで大変…と言われるが、特にそうは思わない。
お客様を笑顔にするには、どの業界にいてもそれ相応の努力が必要なのである。
2015年を振り返ると怒涛の一年であった。僕が代表を務めるハンディネットワーク インターナショナルでは新サービス「グッドタイム トラベル」が始動し、全国のホテル・旅館の視察が始まった。一方、プライベートでは長男が誕生したことも大きなライフイベントであった。
宮内兄貴同様に僕も1年通じ、あまり振り返ったり、立ち止まらないようにしている。しかし年末年始だけはゆっくりこの1年を振り返り、そして新しい1年をどのように歩むかをじっくり考える。歩んできた道、これから歩もうとしている道を整理することで心が落ち着く。1年に1度はこの様な時間も悪くない。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |