今回のテーマは、「日に新た 日に日に新た 日に新た」。春山満語録の中でも、私が一番好きな言葉である。読んでいただければ、もう伝わる言葉だと思うが、1日1日噛みしめて生きよう・・・、このような感じである。
世の中には名言が沢山ある。今回の「日に新た 日に日に新た 日に新た」は、私にとっても名言である。今回のラジオを聴いていただければ、皆様も感銘を受けられることだと思う。ただ、その後が問題である。
「日に新た 日に日に新た 日に新た」、毎日唱えている人は日本を探しても私以外、そうはいないと思う。何度も何度も唱え続け、もう何年になるだろう。唱えることが癖になっている。すると、腹の中に落ちてくる。何年も馬鹿みたいに毎日繰り返さないと自分のものにはならない。決して難しいことではなく、誰にでもできることである。でも誰もやらない。感銘を受けても、実行しなければ無意味である。
自分のものにしたければ、馬鹿みたいに繰り返す。誰でもできることを、真剣にする。ここまでしないと何もしていないのと同じである。だから繰り返し繰り返しやる。これが一番大切なことだと思う。
この言葉はラジオのリスナーの皆様からも人気のある言葉の一つだ。僕は自分の気持ちを切り替える時によくこの言葉を思い出す。上手くいかないことや嫌なことがあった時でも、寝て起きて次の日になれば新しい1日がまた始まる。過去の起こってしまったことは振り返らず、今置かれている環境をどのように活かすかが重要だと思う。起きてしまったことを振り返り「もしあの時こうしていれば・・・」と考えても、これから進む道は何も変わらない。だからこそここで気持ちを切り替えることで、また新たな1日を始めることができる。
僕は毎朝6時前後に起き、犬の散歩に行っている。約30分ほどではあるが、この間に今日一日やらなければいけないこと、今課題として浮き彫りになっていることなどを考える。朝のこの時間は誰にも邪魔されない貴重な時間で、頭はクリアで、考えるのにもってこいだ。そしてこのルーチンワークを続けていると頭が勝手に切り替わってくれている。毎日「日に新た 日に日に新た 日に新た」とは唱えていないが、僕なりの気持ちの切り替えをしている。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |