今回は先日大阪にて開催された『バリアフリー2016』 についてである。哲朗社長の会社も出展されたようである。
一方、お客様からのお便りについても話している。
あるリスナーの方が、MBSラジオを5年も聴き続け、先代春山が幾度となく言っていた「日に新た、日に日に新た、日に新た」を毎朝唱えていらっしゃるという話があった。この方は、もう何があっても折れない心ができていると思う。
コラムで何度も話をしているが、結局続けることに尽きる。幸いなことに、私は一番弟子として春山
満のそばにいて鍛えられたとはいえ、決して簡単に強い心になれるわけではない。
何年もラジオを聴き、常に春山 満の言葉や教えを思い返し、このコラムを書き続けているからだと思う。だから、何があっても心が折れない。
なぜここでこれだけ続けることの大切さを何度も何度も話しているかというと、まぎれもなく私の実績となっているからだ。間違いなく昔より強くなっている。昔より希望をもって生きている。ただこれも、このコラムを続けたことに尽きる。この経験は私の宝で、自らに変化が起きた唯一のことかもしれない。言い訳をして理屈をこねて逃げてしまわず、己の信じたことを「続ける」。これを忘れずにいたい。
ここ最近ラジオ番組ではコンスタントにリスナーの皆様からお便りをいただけるようになった。中でもメッセージを聴かれ、その内容を実践されている方が増えている。これは番組をしていて本当に嬉しいことだ。
父 春山 満の番組を受け継いだとき、本当にこれで良いのか正直わからなかった。ただとにかく、父であり師匠である春山 満の考えをもっと伝えたいとだけは思っていた。もしかしたら、殆ど聴かれない番組になるかもしれないとも考えた。でもこんなチャンスは滅多にないという気持ちも同時に込み上げてきたのを今でも覚えている。「もし聴かれもしない、評判も悪い、リスナーからのお便りも届かない、聴取率も悪いとなれば、止めたらいいんだ。だったらせっかくのチャンス。まず3カ月やってみよう!」と最後はふっきれた。
結果、番組を始めてまだ二年しかたっていないが手応えを感じ始めている。
番組をやり続けて改めて思うこと、それは自分の中の不安な気持ちをふっきるためには全て自分の行動で示すしかないということ。人から教えてもらったり、本で学ぶこともあるが、それはあくまできっかけにしかすぎない。ある一線を越えるのは、自ら飛び込むことだ。ダメ元で飛び込み、その中であがきまくる。それが大きな自信に繋がる。迷ったらやってみる。そしてやり続けてみると、また新しい世界が見えてくる。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
|
24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |