今回のテーマは「グッドリスクとバッドリスク」である。私が弟子として春山 満のそばにいた当時、私にとって一番のリスクは「春山 満」と思っていたときがあった(笑)。それぐらい私にとっては恐かったということである。
リスク・・・様々な場面でこの言葉は出てくるが、ラジオで哲朗社長も言っている通り、何をしてもリスクはつきまとう。会社経営、夫婦生活、子育て、物、お金、自然だってリスクである。変な言い方だが、地球からリスクを考えたとき、最大のリスクはわれわれ人間。だから全員死ぬことが地球にとっては一番いいのである。
まあこれは大げさな表現だが、要するに生きていること自体がリスクだらけだということ。自分も相手も物もお金も全てリスクな部分はある。ただそんなこと言っていたら何もできない。だからこそ、自分の心とよく対話することが大切だと思う。しかし、それっていったいどういうことなのか?これをやりきっても駄目ならば納得できる、満足できる・・・要するに受け入れられるリスクを感じる、対話する。そしてそう思えるようなリスクがあるけど満足できることに出会えるかどうかということ。
だから徹底的に行動して、しまくる。もしかしたら、思いきって、リスクがあっても、ここに行くんだ・・・ということを探すのが、私たちの人生なのかもしれない。
今回の放送の中で、グッドリスクとはどのようなリスクなのかを分かり易く解説している。しかし、僕は未だ何がグッドリスクなのか何がバッドリスクなのか、はっきりとは分からない。ただはっきりとしている事は何をやってもリスクは付いてくるということ。明日も元気に生きていられるかどうかなんて誰にも分からない。頑張って努力したって目の前の仕事が成功する保証はどこにもない。仕事も生活も生きていること自体、全てにリスクはある。しかし、そんなことを事細かに神経を尖らせ毎日怯えながら過ごす人はいないはずだ。
僕はグッドかバッドかよく分からないが、自分の判断で決断し行動させていくことがグッドリスクを理解するのに一番近い道ではないかと思う。たとえ失敗したとしてもその経験を肥やしにすれば、失敗のし甲斐があるのではないだろうか。手痛い失敗であったとしても、そこから学べることはたくさんあるはずだ。こうやって地べたを這いながら泥臭く自分を成長させていきたいと僕は思う。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |