今回は「いただいたお便りに情報提供!」。諦めかけていた夢への情報提供である。素晴らしい企画だと思う。ラジオのなかで、2通のお便りが紹介されるが、この相談に哲朗社長が的確にアドバイスしている!
ここのポイントは、“諦めかけている”けれど、結局は“諦めなかった”ということだと思う。だからお便りをラジオに出すという行動に出られたんだと思う。私たちは長くて短い人生のなかでたくさんの夢、目標を持ち、それをたくさん諦め、過ごしていく。
でも、諦めたことって今考えると、自分には不向きなことだったのではないだろうか?もしくはあまり楽しくなかったことではないだろうか?本当に楽しいことなら諦めない。だからこそ、『夢・目標 = 楽しい』。私はこういう定義を持っている。
楽しみは100個、200個あっていいと思う。でも全部叶うわけではない。それらのなかからいくつか叶えばいいんだと思う。そのなかで叶ったことが、一番やりたかったことなのではないだろうか?心から望んだ楽しいことではないだろうか?
なぜか諦められないことこそが、あなたの土俵であり、夢であり、楽しいこと、なのである。
弊社では昨年スタートした介護サービス付きの旅行事業「Good Time Travel」が少しずつ認知され始めている。諦めていた家族旅行を叶えてもらいご家族から大満足をいただいている。長い人生、時には諦めざるを得ないことももちろんあるだろう。ただ今の日本は高齢になったというだけで諦めなければいけないことが多すぎると僕は感じている。これまで必死に働き、一生懸命子供を育てあげ、そしてご褒美の「老いの時間」には、“清く、暗く、貧しい”選択肢しか残されていない。
残念ながら人間誰しも老いる。そして若かりし頃のような元気を取り戻したいと思うかもしれない。しかし、体の元気は戻らない。この現実を受け入れることがまず重要だと僕は思う。「老い」を受け入れ、これからの時間をいかにフル活用するかが、心を輝かす大きなポイントだと僕は考える。
塗り絵をしたり、お歌を歌ったり・・・。介護事業者はこんな子供だましをいつまで続けるのか。本当の大人の楽しみを提供することでお客様に満足していただき、費用もいただく。「少しお金はかかったけれど、本当に楽しかった」と言われるサービスをこれからは増やさないと、“清く、暗く、貧しい”日本の「老い」は決して変わることはない。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |