今回のゲストもオリックス シニアチェアマン 宮内 義彦さんである。経済界ではすごい人のようなのだが、私にはよくわからない。父親としては満点だと思うが、家では仕事の話はほとんどしなかったので・・・。そういう意味では今回のラジオは個人的にも非常に興味がありますね!
さて、ラジオの中で「身の程を知って、リスクを回避する」という話があった。この、「身の程を知る」という言葉は非常に大切だと思う。その言葉を例えるのに一番わかりやすい例がある。それは、私自身である(笑)。私が、「父親のような経営者になりたい・・・」と思っても、簡単にできるわけがない。生まれもったセンス、勉強量等・・・単純に比較するだけでも間違いなくできない。
「諦めなければ夢は叶う」これも事実であり、大切な考えであると思う。しかし、あまりに身の程知らずの夢を持ったところで、途中で挫折してしまうことは目に見えている。だから、身の程をわきまえた目標、実現の可能性が高い夢を持たないといけない。
・自分はこのような人間で、小さいけど強みがある。
・しかし、ここは弱みだ。等々・・・
自分との対話を毎日する。それが自分の身の程を知ることになる。しかし、毎日対話する人なんてなかなかいない。私の父親が日本有数の経営者になった理由の一つとして、毎日日記をつけていたことがあげられると思う。父は、誰よりも自分と対話をしていた。私は父親のような経営者にはなれないが、自分との対話を毎日して小さいが目標・夢を持ち、歩んでいる。
立派な先人達は小さい努力を積み重ねている。これがわかれば今からでもすぐ何だってできる!
今回のゲストも前回に引き続きオリックス(株) シニアチェアマンの宮内 義彦氏だ。非常に厳しい方であると聞いていたが、インタビュー中は終始穏やかで冷静で、お話の内容も分かりやすく温かいお人柄を感じた。しかし、表情や発せられる言葉は冷静そのものであっても、その言葉の裏を読み解くとやはり激しい思いをひしひしと感じた。「もっと若者はチャレンジしなさい!今の現状に満足するな!」、と僕の心に残った。
宮内氏の若かりし頃より今は生活環境も仕事もかなり落ち着いている。しかし、その反面ダイナミックな日本を失ったとも語られている。仕事という一つのフィールドは自己実現の場所であるとも言われていた。
放送はされなかったが、宮内氏も数え切れないほどの失敗を繰り返されたそうだ。自己実現を果たすためにはこの失敗を糧にして次に進む。なぜ失敗しても何度も立ち上がれるのか。それは大きな憧れへ向かっているからだと感じた。憧れが何かは分からなかったが、今もなお常に先を見られている。歩んでこられたいばらの道は、僕にとって本当に参考になり素晴らしい教えになり、そして宮内氏は僕にとって新たな憧れの人になった。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |