今回もゲストは宮内 義彦さんである。私の父のインタビュー、やっと今回で最終回。本音、ホッとしております・・・(笑)。
さて、ラジオの中で最後に、若者へのメッセージを伝えている。「自分を大切にする」。とても納得できる。
よく自己啓発書などでは・・・他人様が喜ぶこと、まわりを大切にすること、人にギブギブギブをし続けること、このようなことが生きる上で大切だと言われている。
でも、自分のことを大切にできない、自分の人生を幸せに思えない人が、他人様にそんなことできるわけがない。当たり前である。自分が満たされていないのだから・・・。
ですから、まずは、自分が楽しく幸せに思えること。これが大前提になるわけである。自分が幸せになるために努力し、行動するのである。極端に言えば一度他人を忘れるぐらい・・・。そこまで心底自分を愛し、幸せを感じられるようになれば、自ずと他人にやさしくなれるのではないだろうか?
自分が幸せになるためにあなたはどのような行動をとりますか?
三週連続で放送してきたスペシャルゲスト オリックス(株) シニアチェアマン 宮内 義彦氏も今回がラストである。ビジネスについて、若者について、そして人として本当に大事な考え方を伺ってきた。その中でも今回話されている『答えのない質問をみつけること』がいかに重要なことで、しかしながら、日本の教育ではこの事が抜け落ちているということがよく分かった。
仕事をする上で、それぞれの職位やポジションによって責任や役割は異なるが、少なくとも上を目指す人にとっては「答えが用意されていること」だけをしていてはいけないと僕は思う。一つの事業を運営する中で、自らが頭をぶつけ突き進まなければ道は拓けない。またこの『答えのない質問をみつけること』ができたら、金脈を掘り当てるぐらいの価値がある場合もある。最初は答えがなくても、自ら先駆者として新しい答えを導き出し新しい価値に変えていく。世の中の成功者と言われる人はそうやって切り拓いてきたのではないだろうか。
宮内氏もまさにその一人だと思う。常に答えのない質問に向き合い、一般常識から法律までありとあらゆる知識・情報・経験を組み合わせ、答えを導き出してこられたのだろう。最初は人に理解されなくても、志を持ち、憧れ、努力し続けることでこれまでたくさんの答えを出してこられたのだと思う。
三週に亘り宮内氏の生き抜く哲学をご紹介したが、まさにこれこそ“生きた哲学”そのものだった。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |