テーマは、哲朗社長が取り組まれている「グッドタイム トラベル」に関してである。今回も、とても素晴らしい旅行になったようである。また詳しい内容については、是非ラジオをじっくり聞いてみていただきたい。さて、哲朗社長がラジオの中で、「段取り7分仕事3分」という話をされているが、結局、好結果を得るためには何事も準備が必要であるということである。
もちろん、準備をしなくてもたまたまうまくいくこともある。しかし、結局準備をしないと悔いが残ってしまう。私も、人前で話す機会が多々あるが、相手が何人であろうが、一か月前から準備を始め、そして一週間前に構成はほぼ完成している。先日ある方に言われた。「何度も人前で話しているのに、なぜそこまでするのか??」なぜなら、それは準備を怠って失敗した過去があるからである。この一回の失敗が忘れられないのである。以前春山 満もよく話していた。勝ったことより、負けたことのほうがよく覚えていると・・・
悔しさは絶対忘れてはいけない。これが一番大切である。これが準備を早めさせ、うまくいかせるコツなんだと思う。準備さえしっかりしていれば、きっと後悔もしなくてすむはずである。何事にも、段取り良く取り組むことを心がけたい!
仕事を円滑に進め、そして成功へ導くために最も力を注がなければいけないのは準備段階である。これを改めて気付かせてくれたのが弊社のグッドタイム トラベルでプロデュースしたハワイ旅行であった。
お客様は脳梗塞の後遺症により麻痺があり、ベットから起き上がることも困難な方。お体の状態は要介護度5、胃ろう、バルーン、言語障害と一般的には旅行そのものを諦めざるをえない方であった。我々はハワイに現地法人を持つ大手旅行会社と組み、飛行機やホテル、上下可動式ベッドのレンタル手配など全てを行った。海外旅行となると特に制約が厳しかったのが飛行機への持ち込みである。看護師同行の今回の旅は医療器具や薬剤などすべて事前申請が必要であった。万一のために持ち込みを希望しても許可を得られなかったものもあった。また現地でも数台しかないリフト付タクシーを事前にリサーチし手配するなどあらゆるシチュエーションで多くのハードルがあり、一つひとつクリアしていった。
ここで大事なことは、どんなに大手旅行会社と組んでいても、相手の話を鵜呑みにしてはいけないということだ。納得できなければ納得できるまでとことん調べ上げなければいけない。多くの人が諦めてしまう仕事だからこそ、成功すればそこに大きな価値が生まれる。ハワイ旅行中大きなトラブルなく安全にお楽しみいただけたのは、まさに「段取り七分、仕事三分」が生きたからだと僕は考えている。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |