ゲストは、こひつじクリニック院長の小松邦志さんである。哲朗社長の新事業「グットタイム トラベル」の記事をヤフーニュースでご覧になり、その理念に共感され、哲朗社長に会いに行かれたことがご縁の始まりとのこと。素晴らしい行動力である。
さて最近、私の周りでは結婚式よりもお葬式の方が多くなってきてしまった気がする。近い人が逝ってしまう・・・本当に悲しいことである。その一方、自分は残りの人生を後悔しないように生きよう・・・と心の底から思う。様々な出来事も、100%の確率ではなかなか起こらないが、「死」だけは100%の確率で訪れる。だからこそ「死ぬときに後悔をしない生き方」を、本気で考えなければならないのかもしれない。
私たちはこれまでに何度も「死」ということを真剣に考えるチャンスがあったはずである。ただ、人間は忘れてしまうことができる便利な生き物。いつどこで「死」を迎えるかわからない。一度皆様もメモをとりながら、深く考えてみてはどうだろう、「死」というものを。そうすれば今この瞬間、何をしないといけないのか?何をしないと後悔してしまうのか?必ず見えてくる。今回のラジオをとおして得た「気づき」を、無駄にしたくはない。
今回のゲストはこひつじクリニックの小松先生だ。小松先生は弊社のグッドタイム トラベルに協力していただいている。小松先生はクリニックを運営しながら、旅行がしたくてもできない患者様へ看護師を派遣したり先生自らが同行される事業もされている。僕は初めて先生の取り組みを聞いたとき「ドクターでもこの様な活動をされている方がいらっしゃるのか」と正直驚いた。
僕が先生に協力を依頼するときには、お客様のお身体を診察していただき、今抱えている病気や症状を一つずつ診ていただく。一般的にご高齢かつご病気があれば、それをリスクと考えるが、我々はそういう判断をしない。それぞれの病気、症状が旅行中に重大なリスクとなり得るのかという視点で確認する。例えば、胃ろうや尿道カテーテルを使用されていたとして、飛行機内での気圧の変化に耐えられるかなどを判断していく。結果によっては、交通手段を変更したり、同行する看護師と適切な情報を共有することで、安心して旅行を楽しんでいただくことができる。もちろん重大なリスクがあると判断した場合は、その内容をご本人ご家族に説明しご旅行を断念していただくこともある。
多くのご高齢の方やご家族は不安を覚えると旅行を諦める傾向にある。単純に諦めるのではなく適切な情報をお伝えすることで諦める必要がないこともある。
“あきらめていた「家族旅行」を、もう一度。”
ご高齢の方の身体と心を支え、ご家族の心も支える、そんな事業にしていきたいと考えている。
※ 1月3日(火)は年始の為、お休みとさせていただきます。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |