ゲストは、先週に引き続きこひつじクリニック院長の小松邦志さんである。さて、今回のテーマは「旅行の不思議な力」。小松先生は、「どなたでも旅行に行ける」と話されており、これは本当に心強い。前回のラジオでは、念願の旅行に行かれて元気になられてはいたが、その後亡くなられた方のお話もされていた。
私はどんな状況であろうが、行動によって変化は起こせると考えている。・引越し・新しい洋服を買う・いつもと違う店に行く・転勤・髪をきる・・・など。状況を変えたいとき気分を変えたいときは、無理矢理にでも行動し変化を起こす。ちょっとした意識で、間違いなく気分が変わる。
一瞬だけのことかもしれない。でも人生なんて一瞬、一日の積み重ねでしかない。決して旅行のような大きいものではなくても変化は起こせる。変化を望むも望まないも皆様次第なのだ!
あけましておめでとうございます。本年も宮内兄貴と元気にコラムを更新していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
今回も前回に引き続きゲストは“こひつじクリニック”の小松院長だ。「旅行の不思議な力」をテーマに放送させていただいたが、少し引いて考えると旅行に限ったことではない。今、日本は超高齢大国となっている。老いるということは、人間が長生きすれば誰もが通る道で、決して嘆くことではない。問題は高齢になるとしたいことができなくなるということにある。体力と気力は元気な若い頃よりも低下する。そして、その環境や状況に合わせたサービスが今の日本には少なすぎるためだ。中でも旅行が一番分かり易いだろう。旅行の楽しみは旅行中だけではない。旅行の準備期間に前向きにリハビリに専念されるようになったり、お洒落のために洋服を買ったり髪を整えに行ったりと、身体と心のリハビリになる。諦めていた旅行であっても1度旅行に行けるとその経験が自信となり、「次はあそこに行きたい」と新たな目標ができる。その目標のためにリハビリにも身が入り、何よりも日々の生活の張りに繋がる。
心躍る経験には年齢に関係なく不思議な力が湧くものだと僕は考える。老いは誰もが通る道であるからこそその環境に合わせたサービスが受けられ、結果的に最期まで輝き続けられる、そんな日本を創りたいと僕は考えている。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |