今回は哲朗社長がベトナムを訪問された際の話である。そして、その中で英語教育についても触れている。その昔・・・英語については私もかなり習得を試みたが、残念ながら今もってまったく話せない(笑)。
今思えば、こうしておけばよかった・・、ああしておけばよかった・・と後悔はあるが、結論から言うと、そもそも英語を「勉強する」という概念がよくなかったのかな・・・とも思っている。海外へ行けば、誰でも英語を話しているわけである。学ぶ環境に恵まれている人もそうでない人も・・・
哲朗社長がラジオでも話していた通り、英語はコミュケーションの道具である。だから勉強というよりも、もっといろんな海外の方と積極的に交わり、たくさん友達を作り、意思が互いに伝わるということをもっと楽しめばよかった・・・このように感じている。
英語を話せたらな・・・という思いはまだあるが、今では幸いなことに、他にもっと情熱を注いでやるべきことがあるし。そして、勝てるステージもある。
様々な国の方々と楽しみたいという大きな夢を持ちつつ、その一方で、今自分は何をしなければいけないのか?それを本当にやっているのか?そういうことも日々見直していきたいと思う・・・
今こうしてコラムを書いているが、明日からまた1週間ベトナムに入る。日本の介護業界では人材不足を解消するために東南アジアの人を受け入れる体制を整えている。その中でも注目されているのがベトナム人だ。ベトナム国内の賃金水準は月給20,000円程度で日本と比較するとまだまだ低い。しかし、今まさに経済発展を遂げつつある国であり、年間約16%ずつ最低賃金が上がっていると言われている。また大きな問題になりうる宗教について、ベトナム人は基本的に仏教を信仰していることが多く、日本人と比較的似た感覚を持っている。
これからの日本では、多くの業種でより外国人に活躍してもらう場が増えると予測するが、その中でも深刻な人材不足を抱えているのが介護現場である。2025年には約38万人の介護職の人材不足が予測されている。ロボットの開発ももちろん進んでいるがこの数年で劇的な商品ができるとは思えない。
日本とベトナムの新しい架け橋を創り、世界に誇れる介護技術を持って帰ってもらいたいと願っている。そのためにはベトナム人への教育とともに、日本人への再教育も必要となるだろう。課題解決が急がれる日本の“介護職の人材不足”解消のため、国籍に関わらず適切な教育を受け、まずは日本の介護現場で大いに活躍してもらいたい。これが日本の介護が大きく変わるきっかけとなると僕は信じている。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |