今回も先週に引き続きゲストは「リヤカーマン」の永瀬忠志さんである。リヤカーで世界中を旅されている方で、ダウンタウンの松本人志さんの番組でテレビの賞もとられているようである。そう聞くとすごい方なんだが・・・永瀬さん自身はすごいことと思っているのだろうか?結局、ご自身の意志を貫かれた結果、こうなったのではないだろうか。今回のラジオを聞いてやりたいことをやるってことは、先々のことなんて一切考えない、私はそんなふうにも感じた。
現在、すごい!!と言われている、著名な方々は最初からそのポジションを狙ったのだろうか?いいも悪いも、やりたいことをある意味、無邪気に、自分勝手に、他人を気にせずにやっていたのではないだろうか?その結果、今あるポジションになったのではないだろうか?春山 満が、よく話をしていた。「この豊かになりすぎた国では、どうやっても暮らせる・・・」 そう、全てをなくしても、何でもやれる国に生まれている素晴らしさ、せっかくだからそれを活かさない手はない。
だったら、やりたいことをその日、その日確実にやる!そんな人生の先に何が待っているか?素晴らしい景色を見てみたい!
先週に引き続きゲストはリヤカーマンこと永瀬 忠志さんだ。先週のコラムでも紹介したが永瀬さんが旅をしながら見つけた冒険スピリット10の言葉がある。その中で僕が最も共感した言葉を一つ掘り下げたいと思う。
「たえて、たえて、悲しくなってもたえていけ。」
僕はこの言葉に本来人間が持っている力強さを感じた。旅を通じたメッセージではあるが、生き抜く中でも同じ様な状況があると思う。会社経営では、常に売上が伸びる時期があれば、坂を下るように落ちていく時期もある。厳しい時期があったとしてもどこかで厳しい現状を止め、売上を何とかして上げていかなければいけない。経費削減、赤字事業の撤廃、時には人件費カットなど厳しい選択を余儀なくされる。周りからは批判を買うこともあるだろう。それでも決断をしなければいけない時はある。その苦しく恥ずかしい状況を乗り越えなければ次の目標へ向かえない。きれい事では飯は食えない。まずは目の前の課題をしっかりクリアし、悔しさを耐え抜き、しっかり体力をつけなければいけない。当たり前のことだが、永瀬さんが旅を通じて発せられたこのメッセージは今を生き抜く全ての人にとって重要なことだ。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |