特定技能「介護」の試験、試験内容から申込方法までを解説

外国人が特定技能「介護」を取得し、介護の現場で働くためには、規定の試験に合格することが必要です。この資格を得るためには、介護技能と日本語能力の両方の水準を満たす必要があります。以下に、特定技能「介護」に適用される試験内容について詳しく説明します。

介護技能評価試験

介護技能評価試験は厚生労働省が主導する試験で、特定技能外国人の介護技能水準を評価するものです。介護分野で働くためには、基本的な介護技能を有することが求められます。特定技能「介護」では、利用者の心身の状況に応じた介護を実践できるレベルの技能が必要です。

この試験は、以下の4つのカテゴリから出題されます:

  • 介護の基本
  • 心と体の仕組み
  • コミュニケーション技術
  • 生活支援技術

試験は日本国内および諸外国で実施され、試験言語は実施国の現地言語が使用されます。試験は学科試験40問と実技試験5問で構成され、合格率は毎回約60~70%です。

介護日本語評価試験

介護の現場で必要とされる日本語能力も重要です。特定技能「介護」を取得するには、介護日本語評価試験に合格することが必要です。介護の現場では利用者との声かけや会話が重要となりますので、介護に特化した日本語能力が求められます。

この試験は日本国内の試験会場に加え、フィリピンやタイ、ミャンマーなどの各国の会場でも受験可能で、合格率は約80%です。

受験場所及び試験日程

介護技能評価試験と介護日本語評価試験は日本国内では47都道府県で試験が実施され、月曜から金曜に行われます。海外ではフィリピン、カンボジア、インドネシア、ミャンマー、ネパール、モンゴル、タイで実施されています。

申込方法と申込期限

試験はプロメトリック社が実施し、受験料は1,000円です。申込は希望受験日の3営業日前までに行い、次の受験は45日後に可能です。

試験後の手続き

試験結果は、試験終了後1週間から2週間以内に、プロメトリックの公式サイトにログインして確認できます。合格者には、合格証明書が発行されます。合格証明書は、介護施設や企業への就職活動に必要です。また、在留資格の申請にも使用されます。

日本語能力試験または国際交流基金日本語基礎テスト

日本で働くためには、日本語での日常会話ができる程度の能力が必要です。特定技能「介護」を取得するためには、日本語能力試験(JLPT)N4以上、または国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)A2に合格することが求められます。このレベルの日本語力があれば、簡単な説明やコミュニケーションが可能です。

まとめ

他の分野では日本語試験は日本語能力試験または国際交流基金日本語基礎テストのみですが、介護分野はコミュニケーション能力が必要となるため、介護日本語評価試験も受けなければならないという特徴があります。 いずれの試験も日本国内と海外で試験が実施されています。