更新日:2010.4.23
ニッチのガリバー 其の三
■ 隙間から大輪の花
オリックスの過程は、規制との戦いの歴史でもある。常識の裏にある非常識を見つけ出し、それを新しいルールに変えて市場を作り上げてきた歴史でもある。
規制を改革、撤廃したことから生まれた新しい隙間に一輪の花を咲かせる。その花の種からまた新しい花が咲き、やがて大輪の花が咲きみだれると、
例えばリースという商品価値がいかにも昔から存在していたかのように錯覚する。マーケットはこのようにしてつくられ、成長し、やがてスタンダードとなる。
夜明けはすべて「ニッチのガリバー」である。ホンダもそうであった。ソニーもそうであった。
今こそ日本は「ニッチのガリバー」を目指さなければならない。
(次回に続く)
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