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春山 満の僕の元気 〜春山 満 コラム集〜

闇に活路あり

第三十七章其のニ


更新日:2014.1.15
ビジネスの王道を歩く 其のニ

■ 3つのセオリー

こうして生き抜いてきた私のビジネスを人は「逆転の発想」と称すが、本当にそうなのだろうか。
多くの人から「春山さんは寝返りもできないほど体が不自由なのに、その自分の不自由さをバネにして今まで誰も作れなかった商品やサービスを開発するなんて、すばらしい」と過分のお褒めをいただくが、これは少し違う。
私は自分自身が介護される立場になって、そして介護する家族を直視する立場になってとんでもないものを発見した。視点を変えると二十一世紀最大の大マーケットの真っただ中にいた。

「介護」「医療」、そして社会福祉全般のお客様という「消費者の観点」から改めてマーケットを見渡したとき、既存の商品や流通がいかに「川上志向」で「消費者不在」であったかということに気付いた。

そして、@これほど望まれていながらいまだ提供されていない商品がこんなにもあるA新しく提供する商品のコンセプトが本当に喜ばれる価値に転嫁すれば、その高付加価値は必ず高価格へフィードバックできるBタイミングは早すぎてもだめ、遅すぎたら愚の骨頂。潜在化しているマーケットが顕在化する、その分岐点を担うところに活路が見つかる。

この三つのセオリーを大切にひたすら歩み続けてきた。
これこそ、逆転の発想ではなく、不変的なビジネスの王道である。


(次回に続く)







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