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春山 満の僕の元気 〜春山 満 コラム集〜

闇に活路あり

第二十章其の三


更新日:2010.11.19
ささやかでも爽やかに 其の三

■ 生と死は表裏一体

命の灯火を見つめる時、私は中国の儒学者、孔子の言葉を思い出す。
彼は弟子の子路から唐突に「先生、死とはどういうものですか」と問われた時、こう答えたという。

「未だ生を知らず。いずくんぞ死を知らんや」

生きるということを知らないのに、どうして死のことがわかるのか。

「生」と「死」はまさに表裏一体。

「いかに死ぬか」を考えるということは、「いかに生きるか」を考えること。
泣いて恨んで、他力に委ねても一生は一生。
それなら、この一度限りの生を、ささやかでも爽やかに、そして最後まで自己責任で生き抜きたい。

(次回に続く)






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