ストレスに弱い現代人

この言葉に対し、私がまず思ったことは・・・
「日頃キレまくってメチャクチャ恐ろしいお方が、何を言っとんねん！？（笑）」
まあそれは限りなく真実に近い冗談と致しまして・・・（笑）

『現代人はストレスの蓄積度が高い。』
昨今、その様な事が当たり前のように言われておりますが・・・。ところで、我々が「競争社会」を日々生きていく中で、ストレスが溜まらないという事などが果たしてあるのでしょうか？幸か不幸か私には、様々なストレスを全く感じない平穏な日は少ない。根も葉もない風評、価値観の不一致、敗れた悔しさ、非人道的な行いをする者・・・。

日々新たな行動、新たな出会いがある以上、あらゆるストレスからの完全なる解放を望むことは非現実的であると思っている。「シーズン１」にて述べたとおり、私は毎日その日の出来事、感情などをノートに明確に書き記している。そしてそれを毎朝見る事が日課である。

『ストレス』が人間を成長させる！

日々綴った悔しさ、反省、戒めを忘れる日がない。そして必ずそれらを克服してやろうと私は常に思っている。人間は良くも悪くも忘れるという機能も持ち合わせている。

しかし、自分に都合良く、目を背けたいことばかりを意図的に忘れていては、人間が成長する過程に於いて弊害が生じるのではないか。むしろ『ストレス』が日々人間を強くすると思う。少なくとも私はいつもそう思い、おかげさまで何とか会社を軌道に乗せることができた。
現代が特にストレスが高いというのではなく、いつの時代もストレスは必ずつきまとう。
我々現代人よ！ストレスを恐れるな！！
ストレスという餌を喰らい、それをいかに消化し、己に有効に吸収させる機能を備えるかが重要なのである。
そして、我々が厳しい競争社会に『住む』以上、ストレスを取り除くのではなくストレスに打ち勝てるタフな心を作り上げないと社会では負けてしまう。子供時代から競争をさせず、全員平等という概念を大人が子供達に植え付けてはないだろうか。運動会で競争をさせないのは子供の希望ではなく、大人の過保護教育の一例である。
我々が生き抜く中で良い事もあれば悪い事もあり、成功する事があれば数え切れない程の失敗がある。失敗を恐れず、「次は絶対に成功させてやる」と涙を拭いながら必死に生きていかなければいけない。
その中でどのように生き抜くか、それぞれの生き抜く哲学を作っていってほしい。　

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アイシーズ株式会社 代表取締役

1973年3月に父 宮内 義彦（現オリックス株式会社 取締役兼代表
執行役員・グループCEO）の次男として生まれる。
大学卒業後、ミズノ株式会社へ入社しゴルフ用品の販売を主に手がける。その後、オリックス・リビング株式会社に入社し有料老人ホームの開発や営業、運営の責任者を歴任。 2008年10月に有料老人ホームや高齢者専用賃貸住宅を紹介するアイシーズ株式会社を設立し、代表取締役に就任する。

株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 代表取締役

24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。現在首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。
2005年、オリックス不動産(株)と共同出資で、高齢者住宅運営会社
オリックス･リビング(株)を設立。2008年、ハワイシニアライフ協会名誉理事就任。

編集者 略歴
1985年 　　　　春山満の長男として生まれる
2006年 　　　　トランスパシフィック ハワイカレッジ卒業
　　　　　 　　　　ネバダ大学（UNLV）編入
2007年 7月　　同校中退
　　　 　10月　　株式会社ハンディネットワーク インターナショナル入社
2010年 7月　　株式会社エイチ ビー イー　出向
　　　　　　　　　Haru Colle 事業推進室 室長
　　　 　8月　　共著 春山 満 ＆ 春山 哲朗　『脳から血〜でるほど考えろ!!』出版
　　　　　　　　（週刊住宅新聞社）

【編集者からの一言】
本企画の編集をしています春山哲朗です。現在Haru Colle事業推進室にて弊社代表取締役であり、私の父でもある春山 満の考え方を色んな角度から皆様にお伝えしていく事業を行っています。現在、閉塞感が漂う日本へ父の力強い生き方や考えを少しでも皆様の参考にして頂ければ幸いです。本企画は、父の一番弟子である宮内氏が父の生き抜く哲学を解釈し解説しています。何かご不明な点やアドバイスがありましたら、今後の企画向上の参考にさせて頂きますのでご意見ボックスへお気軽にご投稿下さい。