ゲストはアコースティックデュオ「Luck Duck」の北川達也さんだ。春山哲朗社長の幼馴染で、家族で旅行をしたこともあるそうだ。良き仲間である。今回の内容は是非ラジオで聞いて頂きたい。とても大切な話をされている。
それにしても仲間って本当にいい。しかし仲間をつくろうと思っても、そう簡単に気の合う友人はできない。仲間をつくるには、意外にも「無駄」というキーワードから始まる。私は日頃から「無駄に人と会え」と言っている。理由は簡単。人に会おうと思い、行動を起こさなければ良い人との出会いはないし、どんな人でもまずは会ってみないとわからないからだ。「無駄な会食やセミナー、懇親会などは行く必要がない!」と言う人もいるが、私は絶対に行くべきだと思っている。だって、いくらメンタルが強くたって、例えば春山 満のような強靭な精神の持ち主でも、一人では生きていけない。私だってそう。一人では何もできない。これまで素晴らしい仲間に出会ったから今がある。でも、初めて私が本当にこいつのためなら死んでもいいと思えるような仲間に出会ったのは35歳を過ぎた頃。どうしてこんなに素晴らしい仲間と出会えたかというと、必要以上に人と会っていたからに過ぎない。これは人に限ったことではない。
無駄も本気で積み重ねたら本物になる。だって今までの人生、ほとんど無駄ではないだろうか?
しょうもないことで何日も悩んだり、夢を失ったり、無意味なテレビを見たり・・・。こんなことばっかりではないだろうか?無駄をしないと人生なんてわからない。春山 満との出会いも、沢山の面白くもない自己啓発書を読み続け、沢山の無駄な時間を使ったから、春山 満の「生き抜く哲学」に出会った。だから無駄を恐れず、積極的にしよう。そうしないと本物には出会えない。このことをしっかり胸に刻んでほしい。
まず僕のコラムを読む前に、宮内兄貴のコラムを読んでほしい。これまでもコラムを通じて兄貴から多くの刺激を頂いたが、今回は僕の中で最も胸に刺さる一つだ。
今回は自分に対して戒めの意味も込めて書きたいと思う。世の中には無駄な物、事、出会いというのは山ほどある。何故こんなに無駄だらけなのだろうか。兄貴は出会いという事を例えに挙げ、無駄な出会いは山ほどあるが、それをしなければ本物には出会えないと言っている。正にその通りだ。これは無駄な「事」に置き換えたとしても同じだ。例えば、仕事をしていて無駄な時間を費やし浪費を重ねていたとしよう。これに気付いた人はもっと効率的にできないかと思うはずだ。人間誰しも最初から効率良くできるのであればやっている。「物」でも全く同じだ。世の中には無駄な物がたくさんある。ただ、どんな商品であっても、商品を開発する側からすれば誰も無駄だと思って世に出す人はいない。そこには想いがあるからこそ、開発費と時間を使って新しい物を世の中に出す。しかし、その想いがお客様には伝わらず「何これ?意味あんの?」となってしまう。この反応を知った開発者は再びこの商品の改良に入る。もっと便利に、もっとお客様目線でというように。
全ては無駄からスタートしている事が多い。人との出会い、事の進め方、新しい物の開発、
全てに共通している事は、初めの一歩を踏み出しているか。そこが重要だ。何も行動せず、机の前で「あ〜でもない、こ〜でもない」と頭だけを抱えていては無駄にも出会えない。何かを生み出す時というのは、いきなり完璧からのスタートはない。だからこそ、分からなくても一歩踏み出す勇気が必要なのだ。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |