先週から引き続き
「通算300回記念公開収録 A」
先日の公開収録は、随分遠方からのお客様もたくさんおられたようですね。本当に、これまでラジオを続けてよかったと思える瞬間。さて、ラジオの中では「身体の元気より心の元気が大切」という話があった。私が春山 満のそばで学んでいた頃、春山 満は常に必死の形相に見えた。「ニコニコ顔で命がけ」なんて、笑顔で言っていたが、私といるときはほとんど鬼・・・(笑)。それが現実だった。
ただそれでも、今振り返ると春山 満は楽しんでいたのだと思う。自分に課せられた使命を必ずや全うするという志があったからだと思う。だから人にどれだけ厳しく言おうが、それ以上に自分に厳しく、使命のためにやり遂げていたのである。まあ、尋常ではない厳しさだったので、まわりはたまったものじゃありません(笑)。しかし・・・それでも結果を残し、使命を全うして、やりたいことやり抜く。このような生き方ってのも凄くうらやましい。右往左往しない、全くブレることのない目標一点集中である。春山 満は、難病をかかえ自由に動けなくても、良い意味でまるで子供のように我儘で(笑)、純粋だったということである。
私たちも、もう一度純粋だった子供のころを思い出し、やりたいことに目標をさだめ、我儘に必死で生きていく必要があるのではないだろうか?
今回は300回記念イベントの2回目の放送である。テーマは「ニコニコ顔で命がけ。しかめっ面してたら貧乏神がとりつくぞ!」である。僕が一番大事にしている言葉と言ってもいい。どんな状況であっても、周りの環境が悪くなったとしても、不運が連続したとしてもニコニコ顔でいれば必ずチャンスがくると僕は信じている。もちろん信じるだけでなくチャンスを掴むための行動をしなければいけない。
父が亡くなり会社の状況は大きく変わった。大きな取引先との契約がそこで終わったり、これまで長年やってきた事業を止めざるをえなかったり、従業員が辞めたり、良くも悪くも大きく環境が変わった。ただ、今となって思うことは止めるものがあったからこそ次の新しい展開ができたことも事実である。従業員が減ったからこそ新しい組織に変化したともいえる。物事をどの角度から見るかが重要で、一般世間ではネガティブに捉えられても、考え方を変えるだけで世界が変わる。環境は、自ら創ることもあり、周りの方が創ってくれることもある。チャンスはどこに転がっているかわからないからこそ、人生は面白いとつくづく感じる。だからこそ、どんな状況になってもその一時は苦しくても「ニコニコ顔で命がけ!」と心に刻み行動すると楽しくなる。心から「楽しい、おもろい!」と思えることが、何よりの活力になる。まだまだ険しい道が続くだろうが僕は突き進む。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |