第47章 「すずめがカラスの足跡を真似たら股がさけるぞ〜。
身の丈を知らなあかんで〜! 」
今回のラジオ放送のテーマは、春山 満自身の父親からの教えについてだ。身の丈を知らないとダメだと春山は父親から教えられたようだが、何か違和感を感じるのは気のせいか。こんな事を言うと、コラムを強制終了させられてしまうかもしれないが「らしくない事を言っているな・・・」と、ついついこんな事を思ってしまった。(笑)
もちろん、春山 満の云わんとする事はわかる。ただ、私が春山の下で経験した地獄の修行の3年間は、「身の丈を知れ」などという教えは1つもなかった。「身の丈を知れ」というよりも、当時の私には比較すべき身の丈すらなかったのかもしれない。どちらかというと、「常識にだされるな!!」「地べたを這いつくばれ!!」「お前は馬鹿なんだから、考える前に動け!!」まあ、このような愛情を感じる言葉の数々!?を繰り返し頂戴し、完全に身体に染み込んでいるので、今も忠実に師匠の教え通りに日々精進している次第だ。だからこそ、結果的に自分の身の丈に合っていない素晴らしい人ともお話をさせていただき、身の丈に合わない仕事を受け入れ、そして身の丈に合わない目標を持って突き進んでいる。そう、常に挑戦の連続。
今回の春山 満の真意は、「自身の身の丈を知り躊躇しろ!!」という意味ではなく、人にはそれぞれ役割があるのだということを意味しているような気がする。そして別の言い方をすれば、「宮内!調子にのるな!!」とも受け取れる。
「身の丈を知れ=調子にのるな」そう受け取るのは私だけだろうか?身の程知らずのチャレンジャーである私は、残念ながら身の丈に合った行動はできていない。そもそも、春山 満のもとに飛び込んだこと自体が身の丈に合っていなかったのだから。
「身の丈を知れ」、これは私にとって春山と出会って以来、初めて聞いたメッセージだ。私の知っている春山 満は破壊王。今まで数々の常識を覆してきた、良い意味で身の丈を知らない開拓者。私はそんな師匠 春山 満を死ぬほど尊敬していますので、今日はこのあたりで逃げさせて頂きます(笑)。
宮内 修 プロフィール
アイシーズ株式会社 代表取締役 1973年3月に父 宮内 義彦(現オリックス株式会社 取締役兼代表執行役員・グループCEO)の次男として生まれる。 |
春山 満 プロフィール
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。現在首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |
ドラ息子企画 編集者 春山 哲朗
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