第67章 「裏を見せ、表を見せて散る紅葉 」
今回の放送で春山は、良寛の人生について話をしている。まず初めに良寛という人物を紹介しよう。
良寛は江戸時代後期の曹洞宗の僧侶、歌人、漢詩人、書家。無欲恬淡な性格で、生涯寺を持たず、諸民に信頼され、良く教化に努めた。良寛自身、難しい説法を民衆に対しては行わず、自らの質素な生活を示す事や、簡単な言葉・格言によって一般庶民に解り易く仏法を説いた。その姿勢は一般民衆のみならず、様々な人々の共感や信頼を得ることになった。(wikipedia より引用)
良寛は自分の志を曲げず生きた人で、春山も良寛のような人生を送りたいと言っている。春山は憧れを持って生きろと私に会う度に話してくれた。そして、私が春山の元を巣立ってから約5年の歳月が経つ。その後は、私の基本中の基本を作ってくれた春山に憧れ、日々春山を目指している。
先日、久しぶりに春山の元を訪れる機会があった。相変わらず独特の緊張感で、背中は汗だくに・・・(笑)。しかし、如何に緊張していても、春山と話すのは本当に楽しい。春山自身、年齢的な問題で身体が疲れていると言いながらも、ビジネスの話をしている時のあのキラキラと輝く目。本当に春山という人間は常に目標があり、憧れを持って生きているのだと思う。そして己の言ったことには信念を持ち、決して曲げず、前だけを見ているのだ。周囲の雑音など少しも気にせず、ブレず、方向性の変わらないことの素晴らしさ・・・。その様な春山に対して、私は益々憧れをもち、追い付き追い越したいと心から思っている。
今月9月は弊社の決算日。おかげさまで順調に来ている。そして先日訪問の際に春山は、「宮内よ、そろそろ次のステップちゃうか?」と、とてもいい空気感を持って語りかけてくれた。今の私の状況を読み絶妙なタイミングで語りかけてくれた。私は、この師匠の元でシゴかれて本当に良かったなと常々感じている。
これからも春山への憧れと、超えてやるという強い意志を持って邁進したるで〜!
宮内 修 プロフィール
アイシーズ株式会社 代表取締役 1973年3月に父 宮内 義彦(現オリックス株式会社 取締役兼代表執行役員・グループCEO)の次男として生まれる。 |
春山 満 プロフィール
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。現在首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |
ドラ息子企画 編集者 春山 哲朗
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