第69章「男を鍛えるものに四つある。
冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐える。これを四耐という」
今回は「男を鍛えるべき四耐」についてがテーマだ。さて、その四耐とは、
@ 冷たい境遇に身を置く事に耐える。
A 苦しい事に耐える。
B 忙しい事に耐える。
C 暇に耐える。
私の感想は、暇過ぎること以外は春山の側にいれば勝手に鍛えられる(笑)。暇過ぎる時こそチャンスと言っているが、確かに忙しすぎると、いろいろと考えられない。春山はラジオの中で、「考えるときは、馬上(車上)、枕上、厠上(トイレ)がいい」と言っている。私も夜眠る前は、いろいろな事を考え、目標をイメージしている。昨日も思いついたことを携帯に記録していたら、いつの間にか寝てしまっていた。夜しっかり考え、目標をイメージすると朝の目覚めも良く、いつもより行動が早くなる。
オーストリアの心理学者フロイトは「人間の意識には"潜在意識"と"顕在意識"がある」と発見した。
・ 顕在意識というのは、私達が普段意識することのできる意識のことだ。
例えば、「今月でタバコを辞めよう!」などと、自分の意思で決意した
場合、それは顕在意識で決意したことになる。
・ 潜在意識とは、私達が普段意識することのできない意識のこと。
つまり無意識のことを指す。
眠る前の3分は、顕在意識から潜在意識に切り替わるときと言われている。人生の夢について思いをはせながら眠りにつけば、潜在意識に夢を刻み込むことができる。要するに夢を潜在意識に刻めば、無意識状態でありながらも、夢に向かって行動がとれるようになるのだ。春山は、そんなオカルトみたいなことを意識してないと思うが、きっと自然と取り組んでいるのだろう。
春山もこれまで色んな境遇に耐え、たくさんの壁を越えてきた。今も尚、自分に満足せず前進している。そう、今でも更に学び成長し続けているのだ。この様な力強い生き方は我々が参考にし、真似て行動に移し、そして次世代へ継承していかなければいけないと私は思う。
宮内 修 プロフィール
アイシーズ株式会社 代表取締役 1973年3月に父 宮内 義彦(現オリックス株式会社 取締役兼代表執行役員・グループCEO)の次男として生まれる。 |
春山 満 プロフィール
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。現在首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |
ドラ息子企画 編集者 春山 哲朗
編集者 略歴 |