第78章「お金は大事やで。
だけど、お金と同じくらい大事なものがある事を忘れたらあかんぞ〜!」
今回はお金を稼ぐ事についてだ。特に中国に進出している日系企業に対して春山は、警鐘を鳴らしている。さて、我々は魂を捨ててまでお金を稼ぐ必要があるのか?
ここは少しニュアンスが違うかもしれないが、私は、魂を捨ててでも稼がなければならないと思っている。というよりも、時にはそういう時期や状況が人間には必要であると思う。
私は人間の成功について、社会的成功と人間的成功を足したものが真の成功だと思っている。社会的成功とは、ビジネスで頑張り、豊かになることである。ただいくら豊かでも他人に妬まれたり、自分の健康を脅かすようなことになったら意味がない。一方、人間的成功とは、心のレベルを高め、人を受け入れることである。そんな事を言っても稼がなければ、自分だけではなく、家族を養う事もできなくなる。だから、真の成功を望むならどちらも欠けてはいけない。そのような意味で、魂を捨ててまで稼がなければならない時があると私は言ったのだ。要するに何事も全てバランスであり、どちらも欠かせない大切な要素なのだ。
ただ、どちらか1つを徹底的にやらねばならない時期もあるだろう。私は社会貢献できる活動も行っていきたい。しかし、そのためには資金がないとできないことなのだ。だから、現在の私は、まず純粋に利益をあげ、真の人間の成功を掴む為、日々邁進している。
宮内 修 プロフィール
アイシーズ株式会社 代表取締役 1973年3月に父 宮内 義彦(現オリックス株式会社 取締役兼代表執行役員・グループCEO)の次男として生まれる。 |
春山 満 プロフィール
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。現在首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |
ドラ息子企画 編集者 春山 哲朗
編集者 略歴 |