第90章「美しく楽しいだけが青春やないぞ〜!
悔しさと恥ずかしさから、私たちは大きくなっていくんや〜! 」
春山が結婚に至るまでのエピソードをご存知だろうか。春山は最愛の女性との結婚を決意したが、周囲からは自身の病気のことなどで反対され、結果、二人だけで海外で式を挙げたそうだ。その時春山は心に誓った・・・「絶対にこいつを幸せにする」と。「〜のために」と考える事は、今までの常識を超えた力が発揮される。
なでしこジャパンが「東北のために」を合言葉にワールドカップで世界一になった。ロンドンオリンピックでは、水泳日本代表チームがメドレーで銀メダルを獲得したが、選手たちは「北島選手にメダルを持たせないで帰らせていいのか!?」と士気を高めたそうだ。そして、神風特攻隊は「祖国や愛する者のために」命をかけてその身を投げ打った。それぞれの時代や局面こそ違うが、春山も同じ全く同じだ。春山は「絶対にこいつを幸せにする」という純粋かつ強大な愛がトリガーになったのだと思う。そうでなければ、これまでのような奇跡はそう簡単には残せなかっただろう。単に自己だけの欲望ではここまでの奇跡は起こせなかったであろう。何かを超える力、それが「〜のため」なのではないだろうか?
あなたは誰のために、これからどのような貴重な人生を生きていくか?ゆっくり目を閉じ、「何が大切なのか。身を賭してでも何を守らねばならないのか?」正直に、建設的、現実的に、また様々な感情を交えながら、幾度も幾度も考えてみてほしい。そうすれば、夢 ・ 目標 ・ 生き方 ・ 誇りという言葉を超越した、あなたにとって本当の意味での「使命」というものを見つけることができるのではないだろうか。
宮内 修 プロフィール
アイシーズ株式会社 代表取締役 1973年3月に父 宮内 義彦(現オリックス株式会社 取締役兼代表執行役員・グループCEO)の次男として生まれる。 |
春山 満 プロフィール
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。現在首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |
ドラ息子企画 編集者 春山 哲朗
編集者 略歴 |