第79章「灯火は小さいけれど、それぞれが溌剌とそれぞれの片隅を照らす・・
そんな私たちがこの日本を元気にするんや! 」
皆さん、ご存知だろうか。実は、今年の10月からとんでもない番組が始まった。春山 満の長男である哲朗氏に、「編集や修正のつかない、春山 満の『生放送』だけは絶対にあかん!!」とあれほど言ったのに・・・。遂に、USTREAMにて春山 満の生放送番組『一燈照隅塾(いっとうしょうぐうじゅく)』がスタートした!しかも「生きてきた証を全てを見せる」と言っていたが・・・たとえ画面上で視たとしても、恐ろしさが伝わってくる・・・(笑)
まあ冗談はさておき、私には春山がこの番組に相当な覚悟で臨もうとしているのがわかる。この番組制作の立案者は哲朗氏だ。しかし、春山は息子の言う事だからといって易々ときく、普通の朗らかな親父ではない。
春山が日々考えていること、それは、「日本がいつ沈んでしまうのか?」それが一番の心配なのではないだろうか?ダメな日本に憤りと落胆を感じつつも、現在放送中のMBSラジオ「若者よ、だまされるな!」を聴いてくれるリスナーの存在が、何か猛烈に春山を突き動かしているような気がする。きっとその存在に春山は一筋の大きな可能性を感じているのかもしれない。そして、USTREAMの『一燈照隅塾』。これは正に混沌とする日本の経済や政治に頼るのではなく、小さな灯火であっても一人ひとりが生き抜く力を付け、気付いた者が変化をし、やがて小さな灯火が国中を照らし上げる。見えない何かを信じる、今はそれが一番大切なように私は感じる。愛もやさしさも、漠然と目に見えるものではないが、今こそ、それらの見えないものを信じ、愚直に学んでいかなければいけない!『一燈照隅塾』の塾頭である春山からのメッセージを最後に紹介する。
政治も、外交も、経済も、見渡せば見渡すほど「なんでこんなに、いつの間にこんなに、ダメな国なったの」と頭を抱えたくなる。といって、簡単にこの国を捨てるわけにはいかない。捨てたところで、次の新天地も見つからない。
ならば、この日本を活かそう。私たちの手で、活かそう。
そのために、ささやかなそれぞれの灯火で、それぞれの片隅を照らそう。一人ひとりが、過去と歴史から学んで、迎える未来をしっかりイメージして、そして今日を生きよう。
http://www.hni.co.jp/hm_live.html
宮内 修 プロフィール
アイシーズ株式会社 代表取締役 1973年3月に父 宮内 義彦(現オリックス株式会社 取締役兼代表執行役員・グループCEO)の次男として生まれる。 |
春山 満 プロフィール
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。現在首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |
ドラ息子企画 編集者 春山 哲朗
編集者 略歴 |