第82章「一生一回の人生、迷ったらいいやん。
悩んだらいいやん。それがみ〜んな肥やしになるから大丈夫や〜!」
今回のテーマは「迷い」。春山 満は、「若いうちは夢の実現をあせらなくていい」と言っている。私はこの「迷い」にも質があると考えている。
正直言って、若い頃は迷ったあげく、どの道を選んでもあまり変わらないと私は思う。それよりも、選んだことに対していかに本気で取り組むかが重要だ。仮にその選択が間違っていたとしても、無駄であったとしても必死にやる。
私は若い頃からこういう癖をつけておけばよかったと思っている。これは後悔ではないが、今更ではあるが改めて感じている。なぜなら、大人になってから癖付けをしようと思ってもと本当に大変だからだ。要は、成功体験がない限り、全てが中途半端になってしまうのである。
迷って、飛び込み、必死でやる。若い頃はこれが一番だ!それが肥やしになり、やり切る大人になれるのではないだろうか。春山 満のような人物でさえも、ビジネスですぐに成功した天才ではない。失くしたモノを数えず、残っている機能を120%活性化し、そこから見つけた小さなことで成功体験を積み重ねた結果、今があるのだと思う。どんな小さいことでもいい。成功体験をたくさん作ること。それこそが自分が大きくなる為の近道なのである。
宮内 修 プロフィール
アイシーズ株式会社 代表取締役 1973年3月に父 宮内 義彦(現オリックス株式会社 取締役兼代表執行役員・グループCEO)の次男として生まれる。 |
春山 満 プロフィール
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。現在首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |
ドラ息子企画 編集者 春山 哲朗
編集者 略歴 |