第84章「アホな上司にだまされたら、あかんぞ〜!
上がアホやと、下は腐るぞ〜! 」
今回のテーマには、過激にも「アホな上司」というキーワードが入っている。実は数年前、上司である私がまだまだアホ?だった事により、弊社は存続の危機を迎えた事があった。しかし、見事にその危機を救ったのはNO.2であった!
確かに春山 満の言う通りだ。ただ、春山 満だから言い切れることだ、とも思う。春山 満だからあのスタイルが取れるが、今の私にそれを求められても正直無理である。弊社はまだまだ未熟なのかもしれないが、弊社の様なやり方があっても良いのではないのだろうか?弊社が危機を迎えた時、助けてくれたのは紛れもない、NO.2の二人であった。最近本当にその様に感じている。
もしも、シャープやソニー、パナソニックに、カリスマ的トップに劣らぬ、とてつもないNO.2が存在していたらどうなっていたのだろう。そして、そもそも会社というものは何なのであろうか?私は、パズルのようなものだと常々部下にも話している。それぞれに個性があり、それぞれが特徴をもったピースである。もちろん社長も同じくピースである。そのそれぞれの個性を尊重し、研ぎ澄まされたピースを適所にはめ込んでいくと、組織は素晴らしいものになってくるのではないだろうか。
これからは「人」の時代。いかに人を活かせるかが勝負であると思っている。春山流、鬼軍曹もよし。宮内流、キャプテンもよし。私はそう思っている。要は決めたら迷ってはいけない。どの様なスタイルであっても信念を持ち、徹底してやり抜くことが重要であると思っている。
宮内 修 プロフィール
アイシーズ株式会社 代表取締役 1973年3月に父 宮内 義彦(現オリックス株式会社 取締役兼代表執行役員・グループCEO)の次男として生まれる。 |
春山 満 プロフィール
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。現在首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |
ドラ息子企画 編集者 春山 哲朗
編集者 略歴 |