第85章「人生は、ちょっとさびしいくらいがいいのよ〜!」
今回は春山自身の若かりし頃を例に出している。「ちょっとさびしいくらいがいい・・・」様々な考えがあると思うが、そもそも人間の幸せとは何なのか?例えば、我が師匠 『春山 満』は、確かに首から下の機能を全廃し車椅子というハンディこそあるが、私にはとても不幸な人や寂しい人にも見えない。むしろ・・・鬼にしか見えない(笑)。
さて、春山の言うとおり『ちょっとさびしいくらいがいい』 というのが正しいかもしれない。しかし、まずこの世の中で楽しみを見つけるために何か行動をとっている方々がどれだけいるだろうか?多くの方が世の中の常識に囚われ躊躇して止めてしまっている事はないだろうか?一度きりの人生、楽しまないと意味がないのではないのだろうか?
私はあえて、ここで春山 満の一番好きな言葉を紹介する。
私は皆に、「バカなことを真剣にやろう!楽しみを真剣に見つけよう!!」と力強く言いたい。どうしても消極的になってしまい何も見つけようとしない、夢を描き堂々と語る事ができない・・・そのような人生はつまらなくないか!?
春山 満の生き方を見てほしい。常に真剣に緊張感を保ちながら大好きでやりたいことをワクワクしながら思いっきりやり続けている。『ちょっとさびしいくらいがいい』。もしかしたら、ふと息を抜いたときにそう感じるのかもしれないが、満たされることだけに幸せを感じるのではなく、寂しさや逆境を克服し目標を達成していくことに価値観を見出しているのではないだろうか。だから、私たちはこれから様々なことを真剣に楽しみ、何かを成し遂げていかなければいけない。この使命を個々の胸にとどめて、それぞれの生きる意味を追求していこうではないか。
宮内 修 プロフィール
アイシーズ株式会社 代表取締役 1973年3月に父 宮内 義彦(現オリックス株式会社 取締役兼代表執行役員・グループCEO)の次男として生まれる。 |
春山 満 プロフィール
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。現在首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |
ドラ息子企画 編集者 春山 哲朗
編集者 略歴 |