第77章「叱れない部下は持つなよ。
仲良しクラブの隊長・・それが上司やと思ったら大間違いやでー!」
今回は叱るということがテーマだ。ラジオ放送の中で春山は、「日本中から春山は恐いと思われているが、そんなことはない」と本人は言っている。ここで、一番弟子としてハッキリ言わせて頂くが・・・「こんな恐い人、世界中の何処を探してもいない。(笑)」
ただ、部下やスタッフへの叱り方が他の人とは違う。春山は不自由な身体でいながら、自らが常に最前線でお客様やスタッフと向き合い、現場で何か問題が起これば、時には笑いを交え解りやすく丁寧に解決への糸口となる手本を見せてくれる。そして、対応を怠れば、関係スタッフ全員を集め、フェアに厳しく指導してくれた。
私はこのように決して仲良しクラブではない姿勢を、上司が部下に見せているのかが組織にとって本当に大切であると思っている。しかし、それが理解されていながらも、叱れない上司となり、仲良しクラブの組織が生まれてしまう。その曖昧さこそが、結果的に今の大手企業の数字に現れているのではないだろうか・・・。
宮内 修 プロフィール
アイシーズ株式会社 代表取締役 1973年3月に父 宮内 義彦(現オリックス株式会社 取締役兼代表執行役員・グループCEO)の次男として生まれる。 |
春山 満 プロフィール
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。現在首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |
ドラ息子企画 編集者 春山 哲朗
編集者 略歴 |