第72章「輝きは気がもたらすよ。
気を養うには、あこがれをもう一度しっかり持とうよ 」
「昔に戻りたい?」と聞かれたら、私は、「そんなことを考えたことがなく、戻ることも特に望まない。」と答えるだろう。春山もラジオで同じことを言っている。私は過去よりも一年後が楽しみで仕方がない。
ただ、私にも、「逃げ出したい」「戻りたい」と思うネガティブな時期があった。「自分はこうでなきゃいけない・・・」と、そう思いながら人生の半分以上を過ごしてきてしまったのも事実。必要以上に敏感に、周囲の目や環境を気にしていたに違いない。
・ 私に媚を売り、私の知らないとこで文句を言っている人。
・ いつまでたっても何か気になり、まるで偵察でもしているかのように私を監視する人。
・ 人に迷惑かけてもなお、義理も通さずに昇進までしノウノウと過ごしている人。
以前の私は、こんなつまらない人の存在や目ばかりを気にして何も動けなかった。気づけば、もうあっという間に40歳になっている(笑)。皆様も、今からでも決して遅くはない。人の目なんて気にせず、自分の良心だけを信じ、やり抜いてみてはどうだろう。そして、このような生き方を貫けばきっと良い「気」を発することができるようになる、と私は思っている。やりたいことをやっている人を見て、かっこいいと思ったことはないだろうか?良い「気」も、きっとこういう人に宿るのだろう。
宮内 修 プロフィール
アイシーズ株式会社 代表取締役 1973年3月に父 宮内 義彦(現オリックス株式会社 取締役兼代表執行役員・グループCEO)の次男として生まれる。 |
春山 満 プロフィール
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。現在首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |
ドラ息子企画 編集者 春山 哲朗
編集者 略歴 |