今回のテーマは「リスク」。春山 満は、本当に情熱があるならリスクがあっても前に進めと、よく言っていたが・・・。まあ、ここでは情熱はちょっと置いて話をしよう。
一番問題があるのはリスクばっかり話すリスク屋さんだ。何かやろうとした時に、できない理由ばっかり探す。そういう人はいないだろうか?それは最悪だ。例えば、死ぬほど好きな人がいたとする。相手にはもう恋人がいるかもしれない。振られるかもしれない。傷つくかもしれない。そんな理由で告白しないのか?もしかしたらそういう人もいるのかもしれないが、ほとんどはそうではないと思う。世の中にはリスクを考える以前に、リスクを避けようとする人が多い。だから当たり前の事だが、グッドリスクとバットリスクと言われてもわかるわけがない。でもそれでいいんですよ!そもそもグッドリスク、バッドリスクなんて経験しないとわからない。今そういう本をだされている方もいるが、結果論を集めただけに過ぎない。
春山 満は長年ビジネスをやってきて果敢にリスクに飛び込んだ結果、グッドリスクとバッドリスクがわかっただけの話だ。要はとにかくできることは何でも飛び込んでみる。そうしなければわからないという事だ。ただ、どっちのリスクになったとしても、問題点を洗い出さなければならない。最低なのは、バッドリスクになった時に、やめればよかったとか、人のせいやお金のせいにする事だ。そんなことよりも次はこうするんだという問題点を洗い出すことが重要だ。だからどんどんリスクを背負って思いっきり飛び込んでみよう。そして問題点を洗い出そう。その数が多ければ多いほどグッドリスク、バッドリスクの判断がつくようになるのではないだろうか。
「夢の実現なんて焦らんでええよ。一度きりの人生やねんからもっと迷ったらいいねん」皆さん、この言葉を聞いてどう思うだろうか。年代によって考え方は違うと思うが、僕はこの言葉を言われても、尚焦っていた。僕が父の会社に入社したのは22歳の頃だ。当時父からビジネスを学びたいと思っていたが、明確な夢なんて全くなかった。それでも、生意気にも3年で父のビジネスを学びきり、独立してやると思っていた。ただ、やればやるほど父の展開しているビジネスが面白くなってきた。
そして今、正に自分がやりたいビジネスが何なのかが、少しづつ見えてきた。今年で29歳になったが、7年間悩みに悩み、迷いに迷い続けた。きっと遠回りもしただろう。でも夢って、見つけたくても見つけられるものではないと僕は思っている。ある時ふと「こんなサービスを提供できたらもっとお客様に喜んでもらえるのにな〜」と思う事がきっとあるはずだ。数字の根拠はない。実証例もない。どうしらいいか分からない事が多いが、まず自分なりにリサーチを始めてみる。そうすると想像もしていなかったことに気付く。例えば、この事業をする為にはこの資格を取らないといけないとか。とにかく動き出してみると、今度は見えてくる風景がドンドン変わってくる。これまでの夢が見つからない悩みから、夢を実現させる為の悩みへと。こういう変化をしていくことが、夢を実現させる第一歩になると僕は考えている。
だから、大いに悩み、大いに迷い、ヒントを得たらトライ&エラーを繰り返していく。その中で自分が本当にやりたいことを見つけることができれば、悩んだり迷ったりした事はきっと大きな力へと変わっていくだろう。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |