今回のテーマは「笑顔の力」。春山から、「笑顔でいろ!!」と頻繁に言われていたが・・・。
私が実践すると「何をニタニタしてるんや!!!」と怒鳴られる始末だった・・・。(笑)
重要なのは、表面上の笑顔というより表情なのだ。例えばスポーツで、勝負に絶対勝たなければならないときに、相手を鋭い眼光で睨みつけるという真剣勝負の場面で笑顔の人などはいないだろう。要は表情=気持ちのスイッチと考えるとわかりやすいのかもしれない。まわりを明るくしていたいなら笑顔が大切。重要な商談はスマートな表情で。まあスイッチが入ればどんな表情でもいい。メジャーリーガーのイチロー選手は勝っても負けても、ヒットを打っても打たなくても表情を変えない。これは表情を変えないことがスイッチになっているのかもしれない。しかし、家では全然違う表情をしていると思う。モデルをやっている人などはどんな笑顔がいいか、鏡を何度も見るそうだ。自身が一番輝けるスイッチを見つけるのだろう。春山 満だって、ほとんど怒られてばかりの私を、たまに笑顔にさせてくれた。ほんとにたまにだが・・・。(笑)
もしかすると「スイッチを入れ直せ!」ということだったような気がする。
皆様も、それぞれ自分の表情スイッチというものをつくりませんか?
今回のテーマは「笑顔の力」だ。これは僕が父から唯一厳しく受けてきた教育である。幼少期から我が家には父の仕事関係の方が多く出入りしていたこともありお客さんへの笑顔での挨拶は徹底させられた。この頃は笑顔や挨拶の重要性に全く気付かなかったが、今になって僕はこの教育を徹底して受けて良かったと思っている。なぜなら、これがきっちり出来ていれば第一印象は悪くはならない。
我社ではどこの会社よりも自慢できることが一つある。どなたでも我社の入口を一歩入った方には笑顔で元気よくそして全員が立ち上がり「いらっしゃいませ」と挨拶をする。こんな当たり前のことを自慢するなんて自分でもどうかと思うが、これまで色んな会社に伺ったがここまで全員が徹底した挨拶で迎えてくれるところはない。実は、来社されたお客様からもお褒めの言葉をよくいただく。
当たり前のことを当たり前のようにやり続けることは、とても難しい。人間なのでテンションによってそれが表情に出てしまうこともある。ただそれを見つけた瞬間に注意しなければいけない。一度でも見過ごしてしまえば特に部下はその姿が許されると思ってしまう。そうするといつの間にか良い伝統も崩れてしまうのだ。
僕はこれからもどの会社よりも、この笑顔と挨拶という当たり前のことをやり続けていく。なぜなら、誰も損をしないからだ。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |