今日のテーマは「慣れるな!照れるな!ためらうな!」。このラジオのリスナーの方々には、お馴染みの言葉である。 では今回はちょっと角度を変えて・・・。この3つの言葉の中で一番大切なものはなんでしょう?私は「照れるな!」だと思う。ここをしっかりおさえれば「慣れるな!ためらうな!」も一緒についてくる。私はそう思っている。 弊社の顧問に『チキン南蛮カレー王子』という名前で現実に活動しているマスクマンがいる(笑)。彼は宮崎県出身で、実家のカレー屋を継ぐため、東京での夢を諦め帰郷。あまり軌道に乗ってないカレー屋をどう立て直すか・・・・。考えに考え、熟考を重ねた末、マスクを被ったそうだ(笑)。そしてSNSを活用して、言葉の語尾に「〜カレー」「〜ルウ」を使い続け、まわりの失笑、批判などまったく気にせず、その活動を積み重ねた結果・・・宮崎県都城市の観光大使となった。今では宮崎県の経済産業省から呼ばれて、マスクにスーツ姿で講演をしている。「照れるな!」がもっとも大切だということがこのことからわかる。彼は「照れない!」ことで「慣れない!」「ためらわない!」も実践してしまっている。だから照れては駄目なんだ!!
今回のテーマは、父から口酸っぱく言われ続けた言葉だ。弊社は一つ自慢できることがある。それは社員全員がきちんと挨拶をすることができることだ。そんなの当たり前だろ?と思われる方が多いと思うが、ほとんどの会社で出来ていない。例えば、営業先で元気に爽やかに挨拶することは誰でも出来る。しかし、自分の会社にお客様が来られた時はほとんどの社員が知らんぷり。自分の席から顔も上げず黙々と自分の仕事をしている。弊社では郵便局や宅急便の配達であってもコピー機の飛込み営業であっても大事な取引先の方であっても、社員全員が起立し「いらっしゃいませ!」と元気な声で挨拶し一礼する。初めて弊社に来られたお客様は圧倒されビックリされるようだが、挨拶は基本中の基本。 しかし、僕たちも慣れてきたり、仕事に忙殺されたりすると回りが見えなくなり、この基本的な挨拶がおろそかになることがある。弊社では社長室に扉はなく、僕の席から入口が見えるようになっている。だから挨拶がおろそかになると、父もそうだったように、僕も社員に喝を入れる。 よく考えてみてください。挨拶なんて当たり前のこと。この挨拶を徹底的に丁寧にやるだけでお客様から喜ばれ、お褒めの言葉までいただける。 慣れが出ると当たり前の様にやっていた事に照れが出てくる。照れが出るとためらうようになる。特に人の上に立つ者がこの「慣れるな、照れるな、ためらうな」に気を付けなければ下は腐ってしまう。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |