本日は櫻井よしこさんがゲストである!!春山 満との出会いの話。哲朗社長から相談を受けた話。興味深い話ばかりだ。その中で、「日本の外に出て見えること」というテーマで話をされている。日本にいると、たくさんの情報に踊らされて、何かにつけて不満が溜まっていないか?そして不満が愚痴になり文句をいう。まさに不満連鎖。そんな連鎖が起こること自体、日本はおかしな国だと思うが・・・世界から見てみると、我が国がどれだけ恵まれているかがわかる。世界を見渡せば、その日食べるものすらない人がたくさんいる。最近、日本で「食育」という言葉が使われているが、私にはさっぱり意味がわからない。不自由なく食べれるだけ恵まれている。「食育」もへったくれもない。
春山 満が生前口酸っぱく言っていた。この国は恵まれすぎ、豊かすぎ。それなのに愚痴がでる。もう根本的におかしい。世界には、日本を憧れる人ばかりなのに。
本質に背を向けず、自国の文句を言う前に自国に何ができるか、もう一度考える時期なのではないだろうか・・・
僕は大学時代をアメリカで過ごした。ハワイ2年、ラスベガス1年。行先だけを見れば「何やってたの!?」と疑いたくなる・・・。(笑)確かに遊びも思う存分にした。しかし、人生であれほどの勉強漬けもかつてない事実である。僕は日本の大学へは進学していないのでわからないが、海外は3カ月に一度のペースで成績が悪ければ退学勧告がある。それも容赦なしに!この恐怖感からかもしれないが、軽く1日8時間は勉強せざるをえなかった。
お蔭で多少の英語は話せるようになった。ただ僕は海外で暮らし何とか生活できたことで自信がついた。もちろん学生ビザではアルバイトもできないので仕送りをしてもらっていたが、異文化で価値観が違う国の人と話したり生活をすることで、初めて世界の広さを感じた。世界地図を見てもわかるが、日本を中心に描いた世界地図は日本でしか使われていない。アメリカやヨーロッパを中心とした世界地図の方が海外では当たり前で、そこから見ると日本は極東に位置する小さな島。これを見た時、正直ショックだった。しかし、明らかになったことがあった。それは世界の中心は日本ではないということだ。日本の国境は海上に敷かれているので、民族同士の侵略は他国に比べて少ない。世界は血で血を洗い、生き抜いた民族だけが今も生きている。だからあれだけ愛国心が強かったり、宗教色が色濃くでる。
こうやって海外の空気を吸い、それまでに見えなかったものが見えた時、我々が住む日本はちっぽけな島国だということに気づく。それを理解した上で、世界との向き合い方であったり戦い方を考えなければいけない。ただ単に日本が好きで、海外には目を向けようとせず、理解しようとしたこともない人は本当の愛国者ではないと僕は思う。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |