今週も引き続きゲストは春山 満の奥様、春山 由子さんだ!春山 満が亡くなって、ふと、無性に会いたくなるときがあるそうだ。そんなときは「失くしたものを数えるな!」という言葉を思い出されるとのこと・・・なんかいい話ですね。
人生って思い出作りだと思う。私も今、もし会えるのであれば春山 満に本当に会いたい。ただ春山 満から失くしたものは数えるな!という声がまちがいなく聞こえるはず。だからそんなとき、私は春山 満の昔のラジオをネットで聞いて思い出に浸る。振り返るといろんなことを思い出す。するとあらためて人生で大切なことに気づかせてくれる。例えば今何かに悩んでいるとする。しかしその悩みごとは、過去にも似たような事例が沢山あって、過去を振り返れば解決策が沢山ある。過去を振り返らないという考えの人もいるかも知れない。けれど沢山振り返りましょうよ。私が春山 満を振り返り、まだまだ沢山の学びをしているように、人それぞれには思い出がありそこには人生で生きるためのヒントが沢山あるのだ!
今回のテーマは「失くしたものを数えるな!」。この言葉は父が言い続けてきた人生を生き抜くキーワードの一つだ。父は生前何度も何度もこの言葉を繰り返し伝えていたが、本当の意味が分かるようになったのはこの一年だと思う。
僕にとっての春山 満は、父であり、上司であり、師匠である。いろんな姿の春山 満と約30年関わり多くを学んだ。特に生き抜く力強さは誰よりも際立ち輝いていたと思う。父を亡くして、ただただ悲しかった。強烈な上司を亡くして、感謝の気持ちが湧きおこった。そして師匠を亡くして決意した、絶対に俺はあなたを超えるということだ。
失くした事実だけを嘆いてみても何も始まらない。誰しも自分に起きた不幸が一番辛く感じる。ただ考え方を変えてみれば、「60歳まで生きてくれた、「30年間も教えてくれた」と感謝と敬意を表すことで次の新しい光が射してくる。「あたり前の幸せのありがたさ」を噛みしめ、その不幸さえもチャンスに変えることができるのだ。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |