今回はリスクについてがテーマ。「リスクを乗り越えた時に見えるもの」春山 満もよく言っていたが、その通りだと思う。
ただ最近では少し違う考えもある。何かを決断するとき、リスクを考える。しかし、はたしてそんなこと考えていて決断できるのだろうか?
もっと人生おおらかに・・・。
なるようになる・・・。
こんな考え方も必要なのではないだろうか?リスクをいくら考えても、決断の時はやってくるのだから。これが私の考えだ。悩んでいるときはだいたい物事は解決もできず、決断もできない。いったいなぜか?それはその時は決断するタイミングではないからだ。ただそれだけのこと。
だから決断に悩んだら、思い切って放置してみる。悩んでいる暇があれば、もっと今この瞬間を大切にしたほうがいい。決断することは時期がくれば必ず解決できる。そう考えれば、今この瞬間に集中できるよね。ひらきなおった人生もなかなか面白いものだ。
僕が経営者になって約1年。やっとリスクという事が少し分かる様になってきた。リスクは何か新しいことをしようとするときに、これから生み出す利益と社会への影響そして失敗した時の損失を、天秤にかけ測ることが多い。しかし、僕からしてみれば何が一番のリスクかというと、何も変えない、何もしない、今のままやれればそれでいい、という考えそのものだ。
来年30周年を迎える我社も、幾多の紆余曲折を経てきた。変化の連続だった。変化し環境を変え、事業内容を時代によって変えてきた。それは、同じステージで同じことしかしないほうがよっぽどリスクが大きいからだ。僕らが思っている以上にお客様のニーズは早く変化し、同じところに止まらない。お客様の満足があるからこそビジネスは継続できる。ここを決して忘れてはいけない。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
|
24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |