本日のテーマは「挫折、失敗」である。人は大なり小なり毎日失敗をしている。私も、朝から毎日配信しているメルマガの時間設定を間違えて、配信が遅れてしまった。これも失敗。人って経験でしかわからないことばかりである。子供はいろんなものに興味を示す。
それは、経験がないからである。だから沢山痛い目にあって、そして成長する。私たちは大人かもしれないが、いまだに失敗、挫折を繰り返している。だから、まだまだ発展途上なのではないだろうか?それなのに、来る日も来る日も大人ぶって振る舞っていないだろうか?
春山 満はよく「慣れるな、照れるな、躊躇うな」と言っていた。これって、子供のように素直にふるまえってことだったようにも思う。今、皆様は本当に子供のように素直に振る舞えていますか?「とにかく行動しないと始まらない」とよくいうが、子供のころはあんなに無邪気に行動していたのに、私たちは今どうなっているのか?やりたいことはやりたい。嫌なことは嫌。それでいいのではないだろうか?
そんな生き方のいい例が、春山 満である。永遠のガキ大将である。仕事のときも、慣れも、照れも、躊躇もせず、毎日無理難題をぶっこんできた!今回は失敗がテーマだが、私たちはまだまだ発展途上。沢山無邪気に失敗すれば、見えることも沢山あるのではないだろうか?
僕は今年で30歳になり、20代という時間を通り抜けた。今振り返ってみると色んなことがあった。21歳の時ハワイのコミュニティカレッジを卒業し、ラスベガスの大学へ編入。そしてラスベガスで高齢者がカジノをして楽しんでいる姿に感動し、親父の仕事に興味を持ちはじめ、わずか1年で大学を中退し親父に弟子入りすることを決めた。22歳で入社した僕は右も左も全く分からないまま、とにかく目の前の仕事をやり続けた。24歳になるころ僕の気持ちが爆発し、1週間逃亡し無断欠勤を続けた。会社に戻ってすぐハワイで調査したいことがあると父から言われ3ヵ月間ハワイに出向した。日本に戻りグループ会社へ再び出向し、初めて父との共著「脳から血〜でるほど考えろ!!」を出版。27歳になるころ、今やっている仕事の面白さがやっと理解できるようになり、父に会社を継ぐ決意を伝えた。そして、昨年父が他界したことをきっかけに代表取締役に就任した。
こう断片を追うだけでも色んなことがあった。仕事をする中で理不尽なこともあれば、本当に感動するようなこともあったり、全てが今では良い経験になっている。そして何より父からたくさんのことを学んだ20代だった。これからの30代、もう楽しみで仕方がない。20代の頃からそうだが、失敗を恐れることはこれからもないだろう。それよりもチャレンジしなくなることを、恐れなければいけないと僕は思う。今行っている事業が一生同じ形で続くはずがない。だからこそ、新しいサービスや商品の開発をはじめ、心から“オモロイ!”と思える事業を見つけたいと思う。こう思うとワクワクが止まらない。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |