今日はコミュニケーションの話である。春山 満は本当にコミュケーションの達人だった。もちろん怒り狂っているときは、まったく別な話だが・・・(笑) コミュニケーション上手は聞き上手であれ!
というのが春山 満の考え方であった。これももちろん正しいと思う。しかし、自分も相手も聞き上手だったらいったいどうなるのだろうか・・・(笑) そうなんです。そこが私たち人間の難しくも面白いところ。人それぞれにタイプがあり個性を持っている・・・それが人間である。だからよく言うのだが、生き抜くにも楽しむにも、もう人間観察しかない。
私はここ数か月、お会いした方すべてをどのような方であったのか、それぞれデータにまとめている。仮にいくら頭がよくても、人を知らなければビジネスなんてできない。仕事とは、人を通して行われることなのだから。このデータを見ると、だいたい私の得意な人、不得意な人が見えてくる。
まさに得意な人がターゲットであり、今後付き合う人である。
「不得意な人ほど付き合え」みたいなことを言う人もいるが、私の考えは違う。ストレスをためて仕事をやり続けるなんて私にはできない。そんなに人生長いのだろうか。バリバリ仕事をする時期もそんなに長くはない。そう考えれば得意な人と徹底的に仲良くなったほうが得策ではないだろうか?沢山の人と会い、データが増えればいろんな人がいるとわかる。得意、不得意もあるが、もっと人間を楽しく観察すれば何かがみえてくるのではないだろうか・・・・
これがなかなか難しいんだな。頭で理解していても感情的になり相手の話を聞いていないことや、相手の話を素直に聞くことができず自分の都合のいい様に解釈してしまっていることがある。
僕は意図的に相手の話をよく聞くようにしている。それはこちらから相手に何かを伝えようとするときに、相手のことを理解していないと伝わらないからである。父 春山 満がよく「メッセージは人を動かす!」と言い切っていた。これは話すことだけが卓越していてもできないこと。話をよく聞くことで総合的な理解があるからこそ、こちらからのメッセージを伝え切ることができ、人を動かすことまでもが可能になるのだ。
僕はもちろんこの領域にはまだ達していないが、一歩ずつそこへ近づいていきたいと思っている。
株式会社あすき 代表取締役 会長 1973年3月8日 東京都生まれ。 |
株式会社ハンディネットワーク インターナショナル 春山 満の長男として1985年に生まれる。
高校を卒業後、ハワイの大学へ留学。その後アメリカ ネバダ州のUniversity of Nevada, Las Vegasへ編入。
2007年10月、春山 満からビジネスを学ぶため、株式会社ハンディネットワーク インターナショナルへ入社。
2012年7月、同社 取締役に就任。
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24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。首から下の運動機能を全廃。1991年ハンディネットワーク インターナショナル設立。幅広いネットワークと体験を通した独自の視点と着眼で、オリジナル商品の開発や大手医療法人・企業等のコンサルティングなど幅広く活躍。2003年、米国ビジネスウィーク誌にて『アジアの星』25人に選出。 |